ガンダムの名言と考察をわかりやすく紹介します

シーブックアノーの名言セリフまとめ!強さやセシリーとのその後も

 
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今回、紹介するのは機動戦士ガンダムF91の主人公であるシーブック・アノーとその名言です。

シーブックが登場する本作は、元々はテレビアニメのシリーズとして企画された作品であったためストーリーは1クール分が想定されていましたが、劇場版になってしまったがために1クール分の物語を凝縮させた作品です。

そのためストーリー展開が異常に早いことでも有名な作品で、主人公であるシーブックの成長スピードも異常なほどでした(;’’)

(なのに面白い!)

本文では、シーブックの名言やセリフのほか、歴代ガンダムシリーズの主人公との強さの比較やヒロインのセシリー・フェアチャイルドとの関係、搭乗機体を紹介していきます。

シーブックアノーの名言セリフまとめ

それでは、まずシーブック・アノーの名言を5つ紹介していきたいと思います!

シーブックアノーの名言その1「だってよアーサーなんだぜ?」

機動戦士ガンダムF91でのシーブック・アノーの名言です。

物語序盤の未確認の軍からコロニーが攻撃を受け、シェルターに逃げ込もうとした際、博物館に展示されていたガンタンクで戦いに出たアーサーが亡くなった際のシーブックの一言です。

亡くなった友を連れて行こうとする気持ちと逃げなければやられてしまう気持ちの葛藤が悲しい名言ではないでしょうか。

シーブックアノーの名言その2「そうかこのモビルスーツ、お母ちゃんが触っていたんだな

機動戦士ガンダムF91でのシーブック・アノーの名言です。

物語が進んでF91が登場!!

F91の起動に必要な配線があやとりの「八掛けの吊り橋」であることがわかり、シーブックがパイロットをやるように言われた際、妹との会話の中で母親の存在を強く感じシーブックの一言です。

家族よりも仕事を選んだ母へのわだかまりが、少し溶けた瞬間だったのではないでしょうか?

シーブックアノーの名言その3「デカくって軍隊の飯を食ってる方が偉いのかよ!」

機動戦士ガンダムF91でのシーブック・アノーの名言です。

F91に搭乗して視察に出たシーブックの前に、クロスボーンバンガードの敵機が目の前に現れ、攻撃しようとした瞬間、連邦軍の兵士に怒鳴られた時の一言です。

混沌とした軍隊の中で、その理不尽さを感じているシーブックの辛い感情が現れていると言えるのではないでしょうか?

シーブックアノーの名言その4「あれ、花なんだセシリーの花なんだよ!セシリーに決まっているじゃないか!」

機動戦士ガンダムF91のラストシーンでのシーブック・アノーの名言です。

最後のシーンで宇宙に投げ飛ばされたセシリーを感じ取ったシーブックの名言です。

途中まで、セシリーを見つけることができず弱気だったシーブックですが、母親の叱咤激励によってセシリーを感じ取ったんですね!

シーブックの感受性を高いですが、母親の力とセシリーを想うシーブックの愛のチカラが大きかったというわけですね!

シーブックアノーの名言その5「ゲームオーバーだ、ド外道ーっ!!!」

機動戦士ガンダムF91で漫画版のシーブック・アノーの名言です。

ちょっと番外編ですが…

コミックボンボンで連載されていたガンダムF91のシーブックは、ちょっと言葉遣いが乱暴になります…w

でも、元々工学科の学生らしいので、ちょっとヤンチャというのは逆にアリな気もしますね。

ちなみに、ラフレシアを操る鉄仮面ことカロッゾ・ロナとの最終局面でF91で最も有名なワンシーン「質量を持った残像」によってラフレシアにトドメをさす時に出たシーブックの名言です。

この時のF91が放った「質量を持った残像」は、本編の映画でも非常に人気のシーンでもありますね!

ただ、F91は展開が早すぎるので、テレビ版をやってほしかったなあ…(´・ω・)

シーブックアノーと歴代主人公との強さを比較!

機動戦士ガンダムにとって欠かすことの出来ない「universal centuryUC)」の世界観。

この宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズの歴代主人公とシーブック・アノーの強さを比較してみました。

よくニュータイプ能力だけで言えば、最強はカミーユ・ビダンであることは言われ、その感受性の強さが精神の崩壊へとつながり、その高いニュータイプ能力が仇となってしまったパイロットです。

またMS操縦能力やニュータイプ能力、精神面の強さなどMSパイロットとして最もバランスが取れていてパイロット最強だと言われるのがアムロ・レイです。

ジュドー・アシータは、富野由悠季監督曰く「木星で訓練したらアムロやカミーユのようなニュータイプになる」と言っていて、褒めるべき能力はメンタルの強さだけです。

ウッソ・エヴィンは、パーツアタックなどの攻撃を繰り出す戦術の発想力と若干13歳にして兵士としての高いメンタルを維持している点は評価することが出来ます。

バナージ・リンクスは、作中でニュータイプ能力に触れているシーンが少ないのですが、アニメ第1話で未だ出会ったことのないミネバ・ラオ・ザビを感知して救助して、ある程度高い感受性を持っていることが分かり、またユニコーンガンダムとの相性も良いのです。

では、シーブック・アノーは?

本来であれば1クールのアニメの中で描かれるべきニュータイプ能力の開眼と成長が2時間に凝縮されて描かれているため、作中では描ききれていませんが

ガンダムF91に搭乗して数回の実戦経験を積んでから10日後には、宇宙世紀の中でも最強の能力を持っているとされているラフレシアに勝利しています。

このようなシーブックについて富野由悠季監督は

「シーブックは見本となるべき少年として生まれた」

とコメントしているように精神面でも安定している姿を見せてくれています。

つまり、アムロ・レイやバナージ・リンクスよりもニュータイプ能力は劣るものの、ジュドーと同等のニュータイプ能力を持っているだけでなく精神面でも非常に落ち着いています。

また非常に成長スピードが早い点も評価できますので。それらの点を考慮しても、アムロよりは劣るもののジュドー・アシータ以上の強さはあるのではないでしょうか?

シーブックアノーとセシリーとの関係、二人のその後は?

セシリー・フェアチャイルドは、フロンティア総合学園普通科に通っていた17歳の少女で、クロスボーン・バンガードのカロッゾ・ロナ(鉄仮面)とナディア・ロナの娘です。

シーブック・アノーとの関係は、同じ学園に通っている友人関係でした。

作中で、セシリーが連れ去られてしまいそうなところを妨害したり、連れ去られたセシリーを助け出すために単独行動でフロンティア4に潜入するなどしていますので、友人関係以上の関係をシーブックは望んでいたのかもしれません。

その後、カロッゾ・ロナとの最終決戦で宇宙空間に投げ出されてしまったセシリーをシーブックが救い出したことで、お互いの距離は近く関係も深くなっていったのです。

本編はここでハッピーエンドを迎えていますが、このコスモ・バビロニア建国戦争後の二人の人生は、宇宙世紀0128年にバビロニア・バンガードの事故でシーブックとセシリーは死亡したということになっています。

しかし、木星戦役期では、セシリーはベラ・ロナとしてシーブックは、キンケドゥ・ナゥとして活躍し、木星戦役期終結後は、再びセシリーとともに本名に戻し姿を消しています。

「機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート」でシーブックは、セシリーと結婚をして1児の親としてパン屋を営んでいることが記されています。

シーブックアノーの声優を紹介

作中でシーブック・アノーの声を担当していたのは、声優で音響監督であった辻谷耕史さんです。

辻谷さんは、大学を卒業後、劇団東演に所属し同劇団に所属していた近石真介さんの影響で声優をはじめ、シーブック・アノーを演じたことをきっかけに声優や舞台など多くの舞台で主役級の役柄を演じるようになりました。

その後は声優や音響監督として活躍されていましたが2018年10月17日に自宅で突然倒れ、そのまま脳梗塞により帰らぬ人となりました。

辻谷さんがお亡くなりになり、ガンダムシリーズの中でアムロ・レイやカミーユ・ビダンなどのガンダム乗りを演じた声優さんが初めてお亡くなりになってしまったという、非常に悲しい現実を受け入れなければならなくなってしまいました。

辻谷さんのご冥福をお祈りいたします。

シーブックアノーの歴代搭乗機体を紹介!F91やガンタンクも

シーブック・アノーが機動戦士ガンダムF91で搭乗した機体は、

RXR-44 ガンタンクR-44

ガンタンクR-44は、フロンティア4の戦争博物館艦長のロイ・ユングが私的に所有していた可変モビルスーツです。

宇宙世紀0123年にクロスボーン・バンガードがフロンティア4を襲撃に遭遇します。

その時、シーブックが学友と共に戦争博物館から持ち出したガンタンクRXR-44に搭乗して避難したのです。

F91 ガンダムF91

F91は言わずと知れた機体で、地球連邦軍のモビルスーツ小型化要請によってサナリィによって開発されたF9型の1号機、通称「F91」です。

生物細胞の活動を模したコンピュータと有機材料の性質を併せ持つバイオコンピュータを初めて搭載した機体なんですよね。

「ガンダム」という名前は、頭部のデザインが似ていて過去の機体にあやかってスペースアーク艦長代理のレアリー・エドベリが命名しました。

バイオコンピュータは、操縦者に負担をかけないサイコミュデバイスの雛形として開発されていたものだそうです。

光学カメラや触感、温度などの各種センサーなど機体が得た情報をパイロットの脳に直接伝え、パイロットの思考を直接機体に反映させつシステムなのです(便利!)

このバイオコンピュータは、シーブックの母モニカが設計しただけあって、シーブックとの相性がよく、すぐにF91に順応しています。

カロッゾ・ロナが操るラフレシアとの最終決戦では、限界稼働を引き出し「質量を持った残像」によってラフレシアを撃破しています。

武装の大きな特徴は、背中にあるヴェスバー2本で、その他バルカン砲やビームシールド、ビームサーベルなどを装備しています。

F91は、地球連邦軍とそれに関係する機関が開発し連邦軍が自らのために運用した最後のガンダムタイプのモビルスーツとなっているようです。

シーブックアノー名言セリフ、また、強さやセシリーとのその後のまとめ

今回は、シーブック・アノーの名言として

1.「だってよアーサーなんだぜ?」

2.「そうかこのモビルスーツ、お母ちゃんが触っていたんだな

3.「デカくって軍隊の飯を食ってる方が偉いのかよ!」

4.「あれ、花なんだセシリーの花なんだよ!セシリーに決まっているじゃないか!」

5.「ゲームオーバーだ、ド外道ーっ!!!」

の5つを紹介してきました。

シーブック・アノーは、比較的高いニュータイプ能力を持っているだけでなく、成長スピードも早く、また精神面でも強い一面を作中で見せてくれています。

機動戦士ガンダムF91は、テレビ版1クール分の物語を劇場版にするため凝縮したためにガンダムシリーズの中でも特にストーリー展開が早く、物語の背景事情も奥深い作品となっています。

そのため物語を理解するだけでも一苦労する作品だと思いますが、主人公であるシーブックの人柄や性格のほかニュータイプ能力、MS操縦能力に注目して作品を鑑賞するのもいいですね。

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