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ハサウェイノアの名言まとめ!逆襲のシャアや閃光のハサウェイのセリフも

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ガンダム ハサウェイノア名言
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今回ご紹介するのはハサウェイ・ノアの名言です。

ハサウェイはブライト・ノアとミライ・ヤシマの子として『機動戦士Zガンダム』で初登場し、『逆襲のシャア』でも活躍する重要なキャラクターです。

そして、その後『閃光のハサウェイ』では一転、地球連邦に対するテロ組織「マフティー」のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンとなります。

彼は連邦政府の首脳が集まるアデレードに攻撃を仕掛けますが失敗し、連邦軍によって処刑されました。

なので、今回はハサウェイ・ノアの名言のまとめと、死刑に至る悲惨な最後の詳細、また、クズ説の真相についてもご紹介してきますね。

ハサウェイノアの名言セリフまとめ!

ハサウェイノアの名言1:「クェス、俺、二機撃墜したぜ」

映映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

ラー・カイラムで過ごすハサウェイとクェスは、モビルスーツのシミュレーターを体験します。

クェス 「そっか、あれがアムロ・レイか……こっちです、だって」

ハサウェイ 「クェス、俺、二機撃墜したぜ」

クェス 「ああ、じゃ、あたしとおんなじだね」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

出会ったばかりの気になる存在クェスに対して、ハサウェイは子供っぽく張り合っています。

けれどクェスは、アムロとアムロにくっついているチェーンが気になってしょうがないので、ハサウェイのことは全く視界にはいっていません。

ですから、ハサウェイの必死のアピールもを軽くスルーされています(笑)

ハサウェイノアの名言2:「コックピットに座っただけで、ガンダムの配線なんか全部わかったって」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

アムロに興味津々のクェスは、ハサウェイにアムロについて聞いてきました。

クェスに頼られて嬉しかったのか、ハサウェイもちょっぴり得意げに答えます。

ハサウェイ 「でも、あの人初めてモビルスーツに乗った時にちゃんと操縦して、ジオン軍のザクってのを倒したんだぜ」

クェス 「ほんとかな?」

ハサウェイ 「コックピットに座っただけで、ガンダムの配線なんか全部わかったって」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

ハサウェイの、アムロに対する憧れがうかがえますね。

また同時に、ニュータイプが世間でどう受け止められているのかが感じられる言葉でもあります。

本当はマニュアル見ながら必死で操縦していたわけですからね。

ハサウェイノアの名言3: 「ザビ家が独立宣言した気分ってわかるよな」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

初めて宇宙に出てきたハサウェイとクェスは、コロニー・ロンデニオンを見てこんな感想を言います。

クェス 「シリンダーの中に町がある。湖も……こんなのを見れば、人が革新できるって信じられる」

ハサウェイ 「ザビ家が独立宣言した気分ってわかるよな」

クェス「でもザビ家のジオンは地球に負けたんだよね?」

ハサウェイ「そうだけど……」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

一年戦争を知らない世代の二人は、ジオン公国をこのようにイメージしています。

ハサウェイのこの想いが、後の全人類を宇宙に移民させようというマフティーの活動に繋がっているのでしょうか。

ハサウェイノアの名言4:「泣いてみせないと、このタイミング取れなかったもんな」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

ハサウェイはシャアの元に行ったクェスを取り戻すために、ラー・カイラムに潜り込みます。

ブライト 「泣くのはよせ。……あ、カムラン。この子を頼みます」

カムラン 「ミライさん譲りなんですね。ナイーブなんですよ」

ブライト 「では」

カムラン 「ルナ2が全滅していないことを祈って」

ブライト 「無理ですね」

ハサウェイ 「……泣いてみせないと、このタイミング取れなかったもんな」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

好きな女の子のためなら嘘だってつくぜ!

ブライトを騙すハサウェイのしたたかさが見えます。

佐々木望さんもハサウェイのことを「お坊ちゃんだけどしたたかなんです」と話していますね。

ハサウェイノアの名言5:「クェスは死にません!その前に取り戻します。そのためにモビルスーツの操縦だって習ったんです」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

ハサウェイは忍び込んでいたのがバレて、ブライトに殴られます。

そして、アムロからお説教を受けてしまいます。

アムロ 「あの子の才能は強化されて、今はシャアの道具に成り下がっている」

ハサウェイ 「そんな」

アムロ 「人の死に乗った世直ししかできないのがシャアだ。そんな男に利用されるクェスも、死んだ者の力に引かれて悲惨な結末に」

ハサウェイ 「クェスは死にません!その前に取り戻します。その為にモビルスーツの操縦だって習ったんです」

アムロ 「そんなことじゃ、ハサウェイだって死人に引っ張られるぞ」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

アムロの話す「大人の論理」に反発するハサウェイです。

しかしアムロも過去に同じ記憶がある……。

カミーユも陥ってしまったその過ちを、アムロは繰り返して欲しくないのです。

しかしクェス一直線のハサウェイの耳には届きませんでした。

ハサウェイノアの名言6:「クェス、そこにいるんだろ?わかっているよ、ハッチを開いて。顔を見れば、そんなイライラすぐに忘れるよ」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

戦場でやっとクェスと再会したハサウェイは、必死でクェスを説得します。

ハサウェイ「ダメだよ、クェス。そんなんだから敵だけを作るんだ」

クェス「あんたもそんなことを言う。だからあんたみたいなのを生んだ地球を壊さなくちゃ救われないんだよ……何?」

ハサウェイ「クェス、そこにいるんだろ?わかっているよ、ハッチを開いて。顔を見れば、そんなイライラすぐに忘れるよ」

クェス「子供はキライだ!ずうずうしいから」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

必死で説得するハサウェイなのに、もうそれがクェスの耳に入っていません。

この前のシーンでも、ハサウェイはクェスの存在に気づくのに、クェスは気づいてくれないんですよね。

そのディスコミニュケーション具合が二人の変化を表しているようで堪りません。

ハサウェイノアの名言7:「やっちゃいけなかったんだよ。そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で消せるんだ」

映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でのハサウェイ・ノアの名言です。

クェスのα・アジールはチェーンからの攻撃を受けて破壊され、地球に落ちて行きます。

それを見てハサウェイは叫びます。

ハサウェイ「チェーン…チェーンか、やったのは!」

チェーン「やめなさい、あなたのやっていることは」

ハサウェイ「やっちゃいけなかったんだよ。そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で消せるんだ」

チェーン「ハサウェイ!」

出典:映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」より

愛する人を目の前で失ったハサウェイは後先考えずにチェーンの乗るジェガンを滅多打ちにします。

この半狂乱になって味方を殺すところが、ハサウェイ=クズ説になっているわけです。

ハサウェイノアの名言8:「君の想像通りだと思う」

小説『閃光のハサウェイ』からの引用です。

地球に降下するために乗ったシャトルがハイジャックされた時に、犯人に対して言った言葉です。

「ハサウェイって……あのハサウェイ・ノアか?」

「君の想像通りだと思う」

出典:小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」より

明らかに、自分が有名人だという自覚している反応をしています。

この時代、ハサウェイはブライトの子として、そしてシャアの反乱で初めてモビルスーツを操縦して一機撃墜した、という存在になっているのです。

また反連邦思想の持ち主としても知られているようで、ハイジャック犯から「同志」と思われているようでもあります。

ハサウェイノアの名言9:「でなければ、シャアが起こした反乱も、あの時、死んでいった人たちの例もなぐさめられない」
小説『閃光のハサウェイ』からの引用です。

地球で要人暗殺のテロ活動をするハサウェイは、自分の行動についてこう考えます。

しかし、現代は、全ての例外規定が排除されて、人類は、スペースコロニーに逼塞しなければならないのである。

『……でなければ、シャアが起こした反乱も、あの時、死んでいった人たちの霊もなぐさめられない……』

ハサウェイは、そう思う。

出典:小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」より

今やテロリストとなったハサウェイですが、その心にシャアとクェスが残っていることがうかがえる言葉です。

彼がシャアの反乱から学んだのは、シャアへの共感とクェスを始めとする今まで死んでいった人々への想いでした。

その想いが連邦への憎悪となって彼を駆り立ているのです。

ハサウェイノアの名言10:「死ぬぐらいは、みんなやってきたことだ。ぼくにだって、ちゃんとできるはずだ」

小説『閃光のハサウェイ』からの引用です。

ビームバリアーに阻まれてΞガンダムは停止、ハサウェイも重傷を負います。

そして処刑されるまでの日々を病院で過ごしています。

看護婦たちの気づかいに、ハサウェイは、感情的になってしまいそうなので、また天井を睨むようにして、最後ぐらいは、冷静すごすのだ、と自分にいいきかせた。

『……死ぬぐらいは、みんなやってきたことだ。ぼくにだって、ちゃんとできるはずだ』

そんな言葉を、呪文のようにとなえつづけた。

出典:小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」より

一人の青年として、近づく死と必死に戦っている姿があります。

しかし、その死をハサウェイは受け入れています。

「ちゃんとできるはずだ」と、怯えながらも毅然として死に向かう姿に、胸が熱くなりますね!

ハサウェイノアの名言、逆襲のシャアや閃光のハサウェイのセリフのまとめ

今回は、『逆襲のシャア』と『閃光のハサウェイ』からハサウェイの名言をまとめました。

・「クェス、俺、二機撃墜したぜ」

・「コックピットに座っただけで、ガンダムの配線なんか全部わかったって」

・「ザビ家が独立宣言した気分ってわかるよな」

・「泣いて見せないと、このタイミング取れなかったもんな」

・「クェスは死にません、その前に取り戻します。そのためにモビルスーツの操縦だって習ったんです」

・「クェス、そこにいるんだろ?わかってるよ、ハッチを開いて。顔を見れば、そんなイライラすぐに忘れるよ」

・「やっちゃいけなかったんだよ。そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で消せるんだ」

・「君の想像通りだと思う」

・「でなければ、シャアが起こした反乱も、あの時、死んでいった人たちの例もなぐさめられない」

・「死ぬぐらいは、みんなやってきたことだ。ぼくにだって、ちゃんとできるはずだ」

ハサウェイは世代でいうと、カミーユやジュドーより若い新世代です。

彼の世代ではニュータイプはもう空想の存在ではなく、ただ戦争の道具として利用されているものになっています。

彼はシャアの反乱でクェスを失いました。

そして人の力でアクシズを押し返すという奇跡があったのに、何も変わらなかった地球連邦に絶望してしまいます。

ニュータイプによる人類の進歩を諦めたハサウェイは、要人暗殺・テロ活動よって社会を変えようとします。

このことをハサウェイ自身も「理想の戦いではない」と言っていますね。

しかし、敢えてハサウェイはその手段を使っているのですが、この考えは、テロが身近にある今にこそ通じるものがあるようにも思えます。

またハサウェイはマフティーのリーダーとしての自分と、25歳の青年としての自分との間で苦悩しています。

そしてラストシーン、従容として自分の死を受け入れ処刑の場に向かう彼の姿には、そのプレッシャーからの解放とも取れるような姿も感じ取れるのです。

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