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シャアアズナブルの名言セリフまとめ!坊やだからさや過ちなど全12選|機動戦士ガンダム編

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機動戦士ガンダム シャアアズナブル 名言
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シャアアズナブルの名言セリフまとめ!

坊やだからさや若さゆえの過ちなど全12選|機動戦士ガンダム編

シャア・アズナブルといえば、ジオン軍きってのエースパイロットで有名です☆

独特な赤い軍服に仮面というインパクト抜群なガンダムシリーズの元祖仮面キャラで、暗殺されたジオン・ズム・ダイクンの遺児というストーリー上、最重要人物となっています。

特筆すべきは彼のパーソナルカラーに着色された赤い色のモビルスーツと、通常の3倍の速度でモビルスーツを操縦できるベテランのセンスを持ち合わせていることでしょう!

それこそがシャアを「赤い彗星」と呼ばせる所以ですね(b゚∀゚)!

本文では、ガンダムといえば「シャア・アズナブル!」というくらいガンダムシリーズの看板役を担っているシャアの初代機動戦士ガンダムでの名言を紹介します!

ガンダムを見たことがない人でもひとめ見ればガンダムのキャラクターだとわかるくらい有名なシャアの魅力を、彼の名言と共に掘り下げていきましょう(人’∀’o)

もくじ

【機動戦士ガンダム初代】シャアアズナブルの名言セリフまとめ

シャアアズナブルの名言セリフ1:認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。

機動戦士ガンダム 第1話 「ガンダム大地に立つ!!」でのシャア・アズナブルの名言です。

「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。」

シャアの部下のジーンとデニムは連邦がサイド7にて秘密裏に開発、運搬されていた新型モビルスーツであるガンダムの偵察任務に就いていました。

ところがジーンが功を焦って奇襲を掛けてしまいます。その結果、アムロの乗ったガンダムに返り討ちに遭い、続けてデニムもガンダムに撃墜されてしまいます。

2人の行動によってみすみすホワイトベースとガンダムを逃がしてしまう事になり、その際にシャアは乗艦ファルメルにてこのセリフを放ちます。

シャア:「スレンダーは?」

ドレン:「サイド7を脱出して本艦に向かっております。」

シャア:「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。」

出典:機動戦士ガンダム 第1話 「ガンダム大地に立つ!!」より

このセリフの「若さゆえの過ち」という言葉が指す意味は、多角的な視点で解釈がされているようですね(。 ・ω・))フムフム

ジーンが功を焦ってガンダムに攻撃を仕掛けてしまったことや、上官である自分が部下を制止できなかったこと等色々な意味合いとしてとれるのかもしれません。

最終的にジーンの特攻でガンダムとアムロの最強コンビを世に放つ結果となってしまいましたが、ジーンの攻撃によって正規の連邦軍人の数を減らすことに成功したのも事実です。

しかしジオンの敗北の遠因となるガンダムを大地に立ち上がらせてしまった重罪人に「若さゆえの過ち」と投げかけるのは妥当な結果なのかもしれませんね…(・∀-`;)

また、この名言はシャアの登場から彼が最初に印象付けたセリフとなっている為、真意に迫らずとも多くの世代、そして多くのガンダムファンの記憶に残り続けるセリフとなりました!

シャアアズナブルの名言セリフ2:戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。

機動戦士ガンダム 第2話 「ガンダム破壊命令」でのシャア・アズナブルの名言です。

戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。

サイド7を出航したホワイトベースとガンダムを追撃するべく行動を起こすシャア。

先の作戦でザク3機を失ってしまった為、直属の上官であるドズル中将に補給を要請します。

しかしシャアは、補給が到着するまでに『ホワイトベースが大気圏を突入するタイミングで攻撃を仕掛ける』という大胆な作戦を考案していました。

この名言は、艦内で部下のドレン少尉との会話で登場したセリフです。

シャア:「少尉、突撃隊員を三名招集したまえ。」

ドレン:「は?補給艦の到着を待つのではないので?」

シャア:「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?」

出典:機動戦士ガンダム 第2話 「ガンダム破壊命令」より

ドレンに「補給艦の到着を待つのではないので?」と尋ねられたシャアですが、悠長に構える気は無かったのでしょう。

今自分が取れる行動の中から最善の方法と、それから導き出される結果を考えた上での判断は流石と言えますね(p゚∀゚q)♪

敵が新型の機体である以上、相応の作戦を以って挑むのが筋というべきでしょうが、この頭の切れる男はホワイトベースが大気圏突入を行う際も機動をずらし、ジオンの勢力圏である北米大陸に誘導する等、さらに先の手段をも考えながら行動します。

また、こうしてこのシーンを振り返ってみると、凡庸な部下に出来る上司が切り込むといったものにも見えてきますね。

ガンダムファンの中にも、大人になり仕事をする上で時々このセリフが浮かんだりする人も居るのではないでしょうか?

現状に煮詰まったり、どうするか考えたりする時にこのセリフを頭の中で連想するだけでポジティブになれるような気がします。

ガンダムは男子の教科書だ!なんて言われたりする意味も分かりますね(oゝД・)b

シャアアズナブルの名言セリフ3:見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを

機動戦士ガンダム 第2話 「ガンダム破壊命令」でのシャア・アズナブルの名言です。

見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを

ホワイトベースがサイド7を出航してすぐ、付近の宙域に待機していたシャアはホワイトベースを追って部下と共に追撃に出ました。

この名言はシャアが初めてモビルスーツに乗って出撃した際の有名なセリフです。

オスカ:「で、でもブライトさん、このスピードで迫れるザクなんてありはしません。」
マーカー:「一機のザクは通常の三倍のスピードで接近します。」
パオロ:「シャ、シャアだ、あ、赤い彗星だ。」
ブライト:「は?艦長、何か?ええっ、赤い彗星のシャア?」
パオロ:「ルウム戦役で五隻の戦艦がシャア一人の為に撃破された。…に、逃げろ!」
シャア:「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」

出典:機動戦士ガンダム 第2話 「ガンダム破壊命令」より

これまでまともにモビルスーツを保有していなかった連邦軍ですが、そんな彼らが製造したモビルスーツがどこまでやれるのか、というシャアの余裕のある一言でしたね。

しかしガンダムはシャアが冷や汗をかく程強く、結果的にザクの攻撃ではまるでダメージを与えられませんでした。

そして先に戦闘宙域に辿り着いていたシャアに追いついたスレンダーは、ガンダムの攻撃を見て狼狽えますが、ここでこの戦いにおけるシャアのもう一つの名言である

「当たらなければどうということない」

が登場します。

このセリフを受けたスレンダーはシャアの援護に回り、戦闘中にガンダムのビームライフルを食らって一撃で撃破されてしまいます。

初の戦闘にしてシャアが四方からの攻撃に若干慌てている姿は、改めて見てみると少しシュールに見えますね( ゚∀゚;)

ですが、ジオンにはまだ無い携行型のビーム兵器にも初期段階で警戒するなど、ベテランパイロットとしての目利きも見せました!

また、THE ORIGINでは初期型のガンタンクやガンキャノンを目の当たりにしています…

ですが、機動戦士ガンダム本編ではガンダムが最初のモビルスーツとなっている為、初めて見た連邦の機体がここまでの性能を発揮することに驚愕したことでしょう。

(この辺はね、ほら、ガンダムではよくあることなので…広い心で見ましょう)

ちなみに、その連邦産のモビルスーツであるガンダムの性能の特異さについては、ドズルに補給依頼を回した際にも

ドズル・ザビ:「シャアともあろう人物がザクを3機も失ったのか」

と言われるほどでした。

連邦がガンキャノンやジムだけしか開発できていなかったら、歴史はどのように変わっていたのでしょうね…(。-`ω´-)ンー

シャアアズナブルの名言セリフ4:モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!

機動戦士ガンダム 第3話「敵の補給艦を叩け!」でのシャア・アズナブルの名言です。

モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!

前回のアムロとの戦いでガンダムの性能の高さを思い知らされたシャアは、アムロとの二度目の交戦の最中にこのセリフを放ちます。

アムロ:「うっ、シ、シャア。」
シャア:「フフ、モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」
アムロ:「シャアめ!」
「いける。」
「しまった。バズーカの弾頭が…。」
「うしろ?」
シャア:「遅い!」
ドレン:「シャア少佐、敵の新型艦の木馬が攻撃を掛けてきます。」
シャア:「なに?私が行くまでなんとか持ちこたえろ。」
アムロ:「船にはやらせるものか。ブライトと約束したんだ。ぼ、僕がシャアを引きつけておくってな…。」

出典:機動戦士ガンダム 第3話「敵の補給艦を叩け!」より

これまで連邦軍の戦闘機や戦艦を相手にザクマシンガンやザクバズーカで対応してきたにも関わらず、ジオンの主武装ではガンダムの堅牢さにはまるで歯が立たない事を思い知らされました。

前回と同じく、まるで攻撃が入らないことから

「ええい、連邦のモビルスーツの性能は化け物か!」

と漏らしていましたね。(ガンダムも乗ってる人も化物でした…)

このセリフもガンダムファンの間では名言として度々登場しますよね!

ですが、これまで主にガンダムと戦っていたシャアにとって、後のジャブローでの戦いでジムを一撃で屠った際には、逆にガンダムの強さが異常であることをより悟った事でしょう。

しかし、シャアもジオンきってのエースパイロットであるため、このような逆境の中でも「モビルスーツの性能だけで全てが決するわけでは無い」と言います。

この「モビルスーツの性能の差が全てではない」という言い回しは、「ガンダム00」のグラハム・エーカーも語っていますが…

やはり、シャアやグラハムのように自分の腕に自信のあるパイロットだからこそ言えるセリフなのでしょう(。 ・ω・))フムフム

そしてこの後、シャアは武器に頼らず、ガンダムのコックピット部分に打撃攻撃を仕掛けて中のパイロットに間接的にダメージを与えるという機転の効いた戦い方を披露します。

このシーンは流石モビルスーツ戦の経験者と思わせる演出でしたね!

この立ち回りについては、機動戦士ガンダムUCにおいてマリーダがバナージに通常戦闘で圧倒された際にコックピット部分に攻撃をして気絶させていましたし、この手の防御力の高い相手に対する有効手段なのだと読み取れます。

この名言と同じく名シーンとして残っているのが、少し後にシャアのザクがガンダムの腹部を蹴り飛ばしているシーンです。

後のフロンタルもユニコーンガンダムに同様の攻撃を仕掛けていたりと、後世の作品にも影響をもたらしているシーンですね!

他のガンダム作品でも「モビルスーツによる蹴り」に考察をする人々が現れていましたが、敵に脳震盪を与えたりモビルスーツ同士の距離を空け直す等様々な効果があるようです( ゚ω゚))コクコク

シャアアズナブルの名言セリフ5:坊やだからさ。

機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」でのシャア・アズナブルの名言です。

シャアの謀略により散ったガルマの追悼演説が行われている中で、シャアは出席せずひっそりとしたバーで1人酒を飲んでいました。

この名言はガルマ・ザビの追悼式をテレビで見ながらアルコールを片手に呟いたセリフです。

ギレン:「我々は一人の英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否、始まりなのだ!地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか?諸君!我がジオン公国の戦争目的が正しいからだ!!」
ブライト:「ジオンめ、あてつけに実況放送を世界中に流している。アムロも見ておくんだな!」
アムロ:「は、はい。」
ギレン:「一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して五十余年、宇宙に住む我々が自由を要求して何度連邦に踏みにじられたかを思いおこすがいい。ジオン公国の掲げる人類一人一人の自由の為の戦いを神が見捨てる訳はない。私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!なぜだ!?」

シャア:「坊やだからさ…。」

出典:機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」より

ギレン・ザビの演説の中で

「ガルマ・ザビは死んだ!何故だ!?」

の後にそっと吐き捨てるように呟きましたが、この瞬間からシャアのザビ家への復讐の志がひしひしと伝わってきます。

ガルマはザビ家の末弟として甘やかされて育っていた為、同年代のシャアに士官学校時代からコンプレックスを強く持っている様子でしたが、いい友人関係であったことはシャア自身も認めていました。

詳細は「THE ORIGIN」で語られていますが、シャアに並ぶためにあの手この手を使えるあたりが、ザビ家の末弟たらしめる特殊な存在だという事もシャアの口から出ています。

そして、これに輪をかけるように大佐待遇で地球方面軍司令に就任しているので、なおさらシャアの中でも坊や感は否めないのでしょう。

悪い奴ではないんですけどね…ガルマちゃん…(;´-∀-`)ゞ

余談ですが、この時シャアが飲んでいたお酒はラム酒で、THE ORIGINでその名前が挙がって一時ガンダムをテーマにしている個人店等でも見かけるようになりました。

その名は「ラ・マニー」というラム酒で、現実にあるから驚きですよね!

シャアの歳でこのお酒をストレートで嗜む大人さに加え、ガルマを「坊や」と吐き捨てるあたり、やはりシャアの方が大人びて感じました。

この名言はこれからも色々な作品のパロディやリスペクトで使用されるのでしょうね!

シャアアズナブルの名言セリフ6:さらにできるようになったな、ガンダム!

機動戦士ガンダム 第29話「ジャブローに散る!」でのシャア・アズナブルの名言です。

さらにできるようになったな、ガンダム!

ジャブロー内に侵入したシャアはアムロの乗るガンダムと交戦に入ります。

その戦いの最中、ジャブロー基地内を巧みに動き回るズゴックの動きにアムロがついてこれるようになっていたため、その成長ぶりにシャアがこのセリフを吐露します。

アムロ:(赤い色のモビルスーツ?ザクじゃないけど。赤い色のモビルスーツ、シャアじゃないのか? )「あっ、ジ、ジムが。やめろ!迂闊に近付くんじゃない!」
ウッディ:「あっ、速い!」

 ーコクピットを貫かれるジム。爆風とともにシャアのズゴックが立ち上がる

アムロ:「ま、間違いない。奴だ、奴が来たんだ!」
(間違いない、あれはシャアだ)
「あっ。」
「シ、シャアか?」
シャア:「さらにできるようになったな、ガンダム!」

出典:機動戦士ガンダム 第29話「ジャブローに散る!」より

ただの民間人であった人物がジオンのエースであるシャアの動きについてこれるまでに成長したのですから、シャアにとってアムロは恐ろしい存在だったでしょうね。

とはいえ、これまでシャアはアムロに圧勝するどころか一度もガンダムを破損させていないので、かなり上から目線で言っているようにも見えて少しクスッときてしまうセリフでもあります( ´ー`)

この後、シャアの搭乗するズゴックはアムロの一撃により腕を切り落とされているので尚更そう見えてしまいますよね。

しかしそれを以って余りあるシャアの余裕を見せるセリフだったのでしょう。

余談ではありますが、ジャブローという地球連邦軍の総司令部への潜入作戦は非常に重要なものなので、アッガイをはじめとするステルス性の高い地味なモビルスーツ群で作戦に臨んでいました。

それにも関わらず何故かシャアだけ派手な赤色で潜入しているんです。

赤はシャアのパーソナルカラーですが、薄暗い洞窟での隠密作戦下では目立ちすぎなのでは…((ノ)゚Д゚(ヽ))

とはいえシャア専用ズゴックがジムを撃破するシーンは作中でもトップクラスの名シーンとして馳せています!

このシーンをプラモデルで再現している方もたくさんいらっしゃいますよね!

富野監督作品の独特の言い回しと、こういった格好いいシーンはとても印象的で、今でもファンの心を掴んで離さない魅力の1つとなっています。

シャアアズナブルの名言セリフ7:私は、モビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。

機動戦士ガンダム 第37話「テキサスの攻防」でのシャア・アズナブルの名言です。

私は、モビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。

ゲルググに乗り込む直前に、シャアはマリガンにノーマルスーツは着ないのかと尋ねられます。

その質問に、これまでパイロットスーツは着用せず常に生身で戦場を駆け抜けてきたシャアはこのセリフで返しました。

シャア:「わかっている。ゲルググのデーターは頭に入れてある。」
マリガン:「ノーマルスーツを着てはいただけませんか?」

シャア:「私はモビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。死にたくない一心でな。だから戦闘服だのノーマルスーツなどは着ないのだよ。…上げてくれ。」

マリガン:「はい」

出典:機動戦士ガンダム 第37話「テキサスの攻防」より

シャアにとってそれだけ自信があったことが分かるセリフとなっていますね!

シャア自身もノーマルスーツを着ずして必ず帰ってくる理由を「死にたくない一心でな」という風に吐き捨てていますが、私達にはカイ・シデンのセリフにもある「臆病なくらいがちょうどいい」という言葉の方がしっくりきますね。

しかし、少し後にララァに「ノーマルスーツを着てください」と懇願された際には素直に着用しています。

これは大好きなララァの言葉に素直に従ってるようにも見えますが、もしかするとニュータイプであるララァの忠告に

「今後の戦いはスーツが必要なほど激戦になるのかもしれない…( ˘ω˘)」

と察していたのかもしれませんね。

そしてララァ亡き後は再びスーツを着用しなくなったシャアでしたが、一年戦争後はまたノーマルスーツを着用するようになりました。

後の世代の技術的な向上によりノーマルスーツの着用を余儀なくされているということもありますが、アムロにことごとく負けてしまったということもあるのかもしれませんね(´-ω-`)

ともあれ自分の力量は自分が一番よく知っているのですから、新型のゲルググでの出撃ともなればシャアの実力と相まって、これからジオングに搭乗するまでの間、多くの活躍の場を見せてくれました!

シャアアズナブルの名言セリフ8:今の私には、ガンダムは倒せん・・・ララァ・・・私を導いてくれ・・・。

機動戦士ガンダム劇場版「めぐりあい宇宙」でのシャア・アズナブルの名言です。

今の私には、ガンダムは倒せん・・・ララァ・・・私を導いてくれ・・・

ララァの死後、シャアがコックピットの中でつぶやいたセリフです。

シャアとララァ、アムロとセイラの4人が交戦する中で、中破したシャアのゲルググにアムロがとどめの一撃にビームサーベルを突き立てようとしますが、その瞬間にララァがシャアをかばい戦死します。

そしてララァの死に涙し硬直するアムロとガンダムを後に、シャアは撤退します。

これまで余裕を見せて戦ってきたシャアですが、彼もまた最も大切にしていたララァという存在を失いコックピット内で涙を流します。

シャア:「今の私には、ガンダムは倒せん・・・ララァ・・・私を導いてくれ・・・。」

出典:機動戦士ガンダム劇場版「めぐりあい宇宙」より

この名言はTVアニメ版機動戦士ガンダムの40話「光る宇宙」での

「ララァ…ガンダムを討ちたい。私を導いてくれ」

というセリフに当たります。

シャアがここまで自分の感情を露わにしたのは、おそらくこのシーンが初でしょう。

仮面越しでは冷静であったシャアでしたが、自分の母となってくれるかもしれなかったララァを目の前で失ってしまった喪失感は計り知れないものだったのでしょうね(´・ω・`)

また、シャアの父であるジオン・ズム・ダイクンが提唱するニュータイプ諭は人と人とが分け隔てなく理解し合えるというものでした。

しかし、シャアは過去にコンスコン率いるリックドム部隊との戦いでララァが「白いモビルスーツが勝つわ」と予言したことがあったため、自分もララァと時間を共にすることでニュータイプとして覚醒できるのではと思ったのかもしれません。

さらに、アムロは最初こそその場を切り抜けるような戦いをしていましたが、今となってはシャアが撤退せざるを得ない戦いぶりを披露しているため、それも相まってのセリフだったのでしょう。

シャアがアムロに勝てなくなったのはシャア自身の問題ではなく、シャアがニュータイプとして覚醒しつつある中で、アムロが戦場の中で加速度的にニュータイプとして覚醒していたからなのですね。

恐らくアムロは、ララァとの一度の出会いからララァというニュータイプの本質に心で触れていたのではないでしょうか。

また、ララァの死ぬ寸前の精神の触れ合いはアムロとララァの二人の空間であり、シャアは立ち入ることができませんでした。

きっとシャアも、自分がアムロやララァのようなニュータイプの高みに到達できていない葛藤に苛まれていたのでしょう。

もしかするとガンダムを倒すという目的はアムロを超えるという事の証明だったのかもしれませんね。

シャアアズナブルの名言セリフ9:見えるぞ、私にも敵が見える

機動戦士ガンダム 第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」でのシャア・アズナブルの名言です。

見えるぞ、私にも敵が見える

ララァを失った後シャアは完成度80%の状態の試作モビルスーツジオングを受領し、再び戦場を駆け抜けます。

この名言は、ジオングを駆るシャアが戦場でガンダムを感知した際に放ったセリフです。

アムロ:「取りついた。ん?」

「シャアか。こちらを見つけたな。」

シャア:「見えるぞ、私にも敵が見える。」

出典:機動戦士ガンダム 第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」より

今まで目視やレーダーで敵を捕捉していたシャアですが、ニュータイプとしての成長の中で「敵を感じる」という事を可能にしました。

このあたりからシャアのニュータイプとしての素質が目に見えて上がってきているのが感じられますね。

これまでは一般的な量産型モビルスーツを自分用にカスタマイズして搭乗してきましたが、佳境に入るとニュータイプ専用の機体にてガンダムを迎え討ちます。

私たちの日常でもこれまで自分ができなかったことが可能になった瞬間というのはとても爽快な気分になりますが、シャアもこれまで自分が会得できなかった感性に目覚めたのですからさぞ嬉しかったことでしょうね。

そして有線式のサイコミュ兵器によるオールレンジ攻撃で一気に連邦軍のモビルスーツや戦艦を撃沈し、アムロの接近を遠隔的に察知できたシャアはこれまでの戦いを払拭するような激闘を繰り広げました。

これまでアムロは宇宙に上がってからは異様な程敵や攻撃を察知してきましたが、自分と同レベルの敵が急に現れれば一方的な戦いはできなくなります。

ここに来てようやくシャアはアムロを追い詰めることができたのですね(。 ・ω・))フムフム

シャアアズナブルの名言セリフ10:その力、ララァが与えてくれたかもしれんのだ、ありがたく思うのだな

機動戦士ガンダム 第43話「脱出」 でのシャア・アズナブルの名言です。

その力、ララァが与えてくれたかもしれんのだ、ありがたく思うのだな

アムロとシャアはモビルスーツを捨て、フェンシングを用いての白兵戦に移ります。

これはその戦いの最中でシャアがアムロに向けて放ったセリフです。

アムロ:「シャアだってわかっているはずだ。本当の倒すべき相手がザビ家だということを。それを邪魔するなど…。」
「うわあっ!」
「…今の僕になら本当の敵を倒せるかもしれないはずだ。」
「ザビ家の頭領がわかるんだ。」
シャア:「その力、ララァが与えくれたかもしれんのだ、ありがたく思うのだな。」
アムロ:「貴様がララァを戦いに引き込んだ!」
シャア:「それが許せんというのなら間違いだな、アムロ君。」
アムロ:「な、なに?」
シャア:「戦争がなければ、ララァのニュータイプへの目覚めはなかった。」
アムロ:「それは理屈だ!」
シャア:「しかし、正しいものの見方だ。」
アムロ:「それ以上近付くと、撃つぞ!」
シャア:「今、君のようなニュータイプは危険すぎる。私は君を殺す!」

出典:機動戦士ガンダム 第43話「脱出」より

シャアは、アムロがニュータイプとして急激に発達したのはララァとの出会いがあってこそだと説きますが、アムロはララァを戦場に駆り出したのは他でもないシャアだろうと反論しています。

改めて振り返ってみると、アムロの方が正論を言っており、シャアに関してはアムロへの嫉妬心で話しているように見えてしまいます(・∀-`;)

シャアは「ララァとの接触があったからこそアムロがニュータイプとして覚醒できたのだ!」と言いたいばかりですが、アムロも戦場の中でニュータイプとして成長してきたので結果的にニュータイプ能力は誰かに授かるというものでは無いのでしょうね。

現に後の強化人間に過度な精神的ストレスによる覚醒処置が施されているように、アムロもまた戦場でのプレッシャーによって覚醒したのかもしれません。

シャアが覚醒できたのも、アムロという強敵との戦いやララァを失ったことによるストレスの影響があったのではないかと推測ができますね。

しかしララァは戦場に出る前から既にニュータイプとして何らかの片鱗を見せていたのですから真実は富野監督の中なのでしょうね(´・ω・)y-~

また、シャアの父親であるジオン・ズム・ダイクンはニュータイプの存在を生前に予見していました。

ダイクンによるニュータイプ諭とは宇宙に出た人類が新たな局面にて進化を果たし、人と人が分け隔てなく理解できるものだと説いていましたが、ニュータイプは現実に出現し、戦争の道具として認識されました。

宇宙世紀の年代が上がっていくにつれてニュータイプの概念が広がりを見せていく中で、初代のアムロやシャアのような原点に近いニュータイプは元祖ニュータイプ論争の的となったことでしょうね。

シャアアズナブルの名言セリフ11:ヘルメットがなければ即死だった

機動戦士ガンダム 第43話「脱出」 でのシャア・アズナブルの名言です。

ヘルメットがなければ即死だった

銃撃戦の末シャアとアムロが剣劇を繰り広げることとなり、アムロの一撃がヘルメット越しに額に当たりますが、幸いヘルメットがあったおかげで頭を貫通せずに済みました。

ちなみに、この名言はその戦いの直後にセイラと会話した際のシャアのセリフです。

セイラ:「あっ、アムロ、大丈夫?」
アムロ:「ぅ…」
シャア:「アルテイシア!」
セイラ:「兄さん、やめてください。アムロに恨みがある訳ではないでしょう!」
シャア:「しかし、敵にする訳にはいかん相手であれば、倒せる時に…。」
セイラ:「兄さんの敵はザビ家ではなかったの?」
シャア:「ザビ家打倒なぞもうついでの事なのだ、アルテイシア。ジオン無きあとはニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことがわかるのなら…私の同志になれ、ララァも喜ぶ。」
アムロ:「…なに!?」
セイラ:「兄さん、なんてことを、あっ!」
アムロ:「あっ!」
シャア:「うわっ!」
セイラ:「兄さん、ひ、額の傷は?」
シャア:「ヘルメットがなければ即死だった。」

出典:機動戦士ガンダム 第43話「脱出」より

その際にシャアとアムロはゼロ距離で接触し合い、2人はそこではララァの「ニュータイプが戦争の道具でない」という言葉に触れました。

セイラの到着もあり二人は戦いをやめますが、シャアはアムロのような強すぎるニュータイプを見過ごすことはできなかったようです。

ララァは初めからニュータイプの存在が戦争の為のものでは無いという事を悟っていましたし、そう考えるとララァはダイクンの言うニュータイプに当てはまった人物なのでしょうね。

しかしながら、その息子が戦いでしかニュータイプの意義を見出せなかったのは少し皮肉なものですね…(。-`ω´-)ンー

この時アムロより受けた傷は逆襲のシャアの時代にも残っており、ガンダムUCのフル・フロンタルの額にも付けられている等シャアのイメージの一つとして定着しています。

最初にこのシーンを見た時には流血も少なく、まさかそこまで深い傷だと思いませんでしたね。

また、この名言を検索してみると、バイク等で事故をした人がヘルメットの画像と一緒に「ヘルメットが無ければ即死だった」と呟いているページが見つかります。

私もこの名言には親近感が湧きます…笑

事故等は起こらないに越したことはないのですが、シャアの名言は日常の色々な場面で使える程に有名なものばかりですね!

シャアアズナブルの名言セリフ12:チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ

機動戦士ガンダム劇場版「めぐりあい宇宙」 でのシャア・アズナブルの名言です。

チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ

シャアがアムロとの戦いの後、セイラに「兄さんはどうするのです?」と聞かれた後にシャアはこのセリフを吐き、ザビ家の討伐を果たしに行きます。

シャア:「ここもだいぶ空気が薄くなってきた。アルテイシアは脱出しろ。」
セイラ:「兄さんはどうするのです?」
シャア:「チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ。」
セイラ:「兄さん…。」
シャア:「お前ももう大人だろう。戦争も忘れろ。」
「いい女になるのだな。…アムロ君が呼んでいる。」
セイラ:「アムロが…?」

出典:機動戦士ガンダム劇場版「めぐりあい宇宙」より

この名言は劇場版にのみ登場するセリフで、TVアニメ版の第43話「脱出」での

「ザビ家の人間はやはり許せぬとわかった。そのケリはつける」

というセリフと差し替えられたものです。

シャアはアムロとの決闘で負傷しているのにも関わらず、ここがキシリアを討ちザビ家への復讐を成し遂げる好機と捉えたのですね。

そしてシャアはザンジバルに向かい、ア・バオア・クーから脱出しようとしていたキシリアをバズーカで艦橋ごと打ち抜きました。

この名言の後にチャンスを見事モノにして有言実行を果たしたシャアは堪らなく格好良かったですね!

その後のキシリアの首が吹き飛ぶシーンは衝撃的でしたが、当時原画を担当していた板野一郎氏がこのスプラッターなシーンを発案、起稿しており、あまりに残酷描写が過ぎた為映像ではぼかされているという逸話があります。

当時のアニメーターさんのこだわり恐るべしですね∑(o’д’o)

(い、板野さんでしたっけ?)

また、シャアの一連の流れにより実質的にザビ家は滅びました(乳幼児のミネバを除き)。

こうしてシャアは当来の目的を果たしましたが、戦争の中でニュータイプの事をいち早く考えた事により自分がまだジオン・ズム・ダイクンの遺児としてやるべきことが残っていると自覚しこれ以降も戦場を駆け抜けていきます。

シャアアズナブルの名言セリフのまとめ!【機動戦士ガンダム編】

今回はシャア・アズナブルの名言として

・認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを

・戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ

・見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを

・モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる

・坊やだからさ

・さらにできるようになったな、ガンダム

・私は、モビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ

・今の私には、ガンダムは倒せん・・・ララァ・・・私を導いてくれ・・・

・見えるぞ、私にも敵が見える

・その力、ララァが与えてくれたかもしれんのだ、ありがたく思うのだな

・ヘルメットがなければ即死だった

・チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ

12のセリフを紹介しました!

アムロが連邦軍の主人公であるならば間違いなくシャアはジオン軍の主人公と言えるでしょう。

シャアはただのロボットアニメの敵役ではなく、宇宙世紀の中で歴史を動かせる重要人物として成長していくアムロと渡って二大主人公となっていましたね!

そんな魅力溢れるシャアは数多くの名言の残す日本アニメ界のスターとして、これからも多くの視聴者の心に残るキャラクターとなるでしょう!

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