ガンダムの名言と考察をわかりやすく紹介します

クラウレハモンの名言まとめ!いい女秘話やキシリアとの因縁も

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機動戦士ガンダム クラウレハモン 名言
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今回は、機動戦士ガンダム&ORIGINに登場するクラウレ・ハモンとその名言をご紹介します。

ガンダム作品中でも屈指の「いい女」に挙げられるランバ・ラルの内縁の妻、クラウレ・ハモンさん。

バー・エデンの歌姫としてだけでなく、情報通としての顔や、最前線での活躍もたっぷりの美人さんです。

ランバ・ラルと共に、宇宙世紀シリーズの根幹的な因縁にも絡んでいるんですよ。

1st本編では、彼女のセリフも多いとは言えませんでしたが、ORIGINなどでも補完されている魅力的なキャラクターです。

きっと、知れば知るほど、クラウレ・ハモンのいい女っぷりに惚れちゃうはずです!

というわけで今回は、クラウレ・ハモンの名言や名セリフを中心に、ハモンさんが「いい女」と言われている理由やエピソード、キシリアとの因縁、年齢設定、また、壮絶な最後やバーで歌っていた歌などについても紹介していきますね。

クラウレハモンの名言まとめ!

それではクラウレ・ハモンの名言や名ゼリフについて、状況やあらすじを踏まえてご紹介していきますネ☆

クラウレ・ハモンの名言セリフ1「アルテイシア様とキャスバル様ですね。お迎えにあがりました」

機動戦士ガンダムTHEORIGINシャア・セイラ編Ⅰ『青い瞳のキャスバル』でのクラウレ・ハモンの名言です。

「アルテイシア様とキャスバル様ですね。お迎えにあがりました」

サイド3の思想家であり政治家ジオン・ズム・ダイクンはザビ家に暗殺され、ザビ家と対立しているダイクンの一派は窮地に立たされていました。

そんな中、イクン派のランバ・ラルは、ダイクンの子供たちと自分の父親を、ザビ家の影響が届かない地球へと亡命させようと考えています。

しかし、ダイクンの子供たちを生んだ母親アストレイアは幽閉されることになり、計画を実行するための猶予はありません……。

人員不足に悩む中、アストレイアと縁のあるクラウレ・ハモンは、ランバ・ラルの計画に助力を申し出るのでした。

そうした経緯を経て、クラウレ・ハモンは連邦軍人の姿に化けて、ダイクンの屋敷に単身で乗り込んでいきます。

ハモン「アルテイシア様とキャスバル様ですね。お迎えにあがりました」

キャスバル「あなたクラウレ・ハモンさん……ですか?」

ハモン「お母様にお聞きになっているのね、そうよ。さあ乗って!」

出典:機動戦士ガンダムTHEORIGINシャア・セイラ編Ⅰ『青い瞳のキャスバル』より

ちなみに、この後はガンタンク初期型に乗り込み、地球連邦軍の強行突破という流れになります。

そして、キャスバルの能力も重なり、一行は連邦軍の囲みを突破することに成功します。

こうして、ハモンとランバ・ラルは2人をサイド3から地球へと亡命させるのでした。

クラウレ・ハモンは、キャスバル(シャア)やアルテイシア(セイラ)など、重要人物たちの人生に絡んでいました。

それにしても、連邦軍の兵士たちに囲まれている場所に乗り込んでいくなんて、ハモンさんの勇敢さは半端ないですよね。

ORIGINでは、1stの頃よりも、かなり若いためか性格がやや過激ではありますが、ヒロイックな言動と行動力が魅力的です……。

ちなみに、行動のせいで、ハモンが得たものは何もなく、報酬もありません。

拘束され、キシリア・ザビに睨まれることにもなりますが、それでも幼い子供たちに少しでも自由を与える……その行為にランバ・ラル以上に尽力したのでした。

さて、ORIGINでは、一年戦争の動乱・惨状をバッグにしてのクラウレ・ハモンの歌が流れるシーンもあります。

彼女が歌う『Don’t say Goodbye』は、クラウレ・ハモンからランバ・ラルへの感情と、一年戦争の悲惨さを歌う名曲です……。

これは複数の意味合いをもつシーンでもありますよね。

一年戦争の惨禍にある全ての人々へ捧げられる歌でもあり、ハモンからランバ・ラルに対しての愛情たっぷりの『Don’t say Goodbye』ですね。

そして、アルテイシアから復讐に旅立つキャスバルへのそれでもあるわけです。

ランバ・ラルはハモンと共にいることを選び、キャスバルは復讐のために妹アルテイシアを事実上捨てることになります……。

その対比もまた、動乱の時代を生き、運命に翻弄さるなかでも意志と選択を貫いた、この4人の物語のそれぞれの悲しさと愛情を歌っているようにも聞こえるのです……。

 

 

クラウレハモンの名言セリフその2「信じております」

機動戦士ガンダムの第17話「アムロ脱走」でのクラウレ・ハモンの名言です。

「信じております」

一年戦争も末期となり、ドズル派のランバ・ラルは、戦死したガルマ・ザビの仇討ちとして、少ない戦力でガンダムとホワイトベースを襲撃する役を買って出ます。

手持ちのモビルスーツは完璧な整備状況とは言えないうえに、作戦区域はドズルの支配区域ではなく、キシリアの支配下にありました。

ドズルからの援護は制限されており、野心家であるキシリアと、その腹心マ・クベも、協力的とは言えません。

ジオンの頂点を狙っているキシリアは、この地域で他の勢力に知られたくはない独自の企みを展開しているようです……。

キシリアの腹心であるマ・クベも、ランバ・ラルへは制限的な協力しかするつもりはありません。

ランバ・ラルからドズルに、キシリアの企みが漏れることを心配し、接触すること自体を拒んでいますし、事実上、ランバ・ラル隊を捨て駒にしようと考えていました。

能力は高くも、物資確保にも苦戦するランバ・ラル隊。

彼らには、ジオン上層部の権力闘争も足かせとなっていました……。

ハモン「今度の作戦、どういうおつもりで受けたのです?」

ラル「不服なのか?」

ハモン「いえ」

ラル「お前の言う通り、今度の作戦はザビ家の個人的な恨みから出てはいる。しかしだ、この戦いで木馬を沈めて、ガルマ様の仇を討ってみろ、わしは二階級特進だ。わしの出世は部下達の生活の安定につながる」

ハモン「兵達の為?」

ラル「お前の為でもある。ザビ家により近い生活ができる。まあ見ていろ」

ハモン「信じております」

出典:機動戦士ガンダム 第17話「アムロ脱走」より

ランバ・ラルのラル家は、一度失脚しています。

キャスバルとアルテイシア……シャアとセイラの父親ジオン・ズム・ダイクンの支持者だったラル家でしたが……。

ジオン・ズム・ダイクンがザビ家に暗殺された後、遺児であるシャアとセイラを保護していましたが、ザビ家と対立したせいで地位を失ったのです。

しかし、干されていたランバ・ラルは、一族同士としては敵同士とも言えるドズル・ザビから評価され、彼のもとで働いていましたが……。

コロニー落としを非人道的だと拒み、ランバ・ラルと同様の葛藤を抱いてもいたドズルを激怒させてしまい、再び予備役扱いにされて、今まで隊ごと干されていました。

……このリスキーかつ、仇討ちという感情的な任務を嫌うランバ・ラルでしたが、内縁の妻であるクラウレ・ハモンや部下のため、任務を受けたのです。

ハモンはこの任務を心配してもいるようですが、ラルのことを信じることを決めました……。

静かな言葉ですが、二人の長年の仲と信頼を感じさせる会話ですよね。

リスクのある戦場にまでついて来ているところを見ると、何か大きな不安を抱いていたのかもしれません。

……ORIGINを見ていると、ここでもあの名曲が彼女の心をとっくの昔に代弁しているんだって気になります。

クラウレハモンの名言セリフその3「自然の脅威です。星を見ているよりずっと面白い」

機動戦士ガンダムの第19話「ランバ・ラル特攻!」でのクラウレ・ハモンの名言です。

「自然の脅威です。星を見ているよりずっと面白い」

アムロ・レイは命令違反などがたたり、ブライトからガンダムを降ろされることになりました。

それにショックを受けたアムロは、家出的な脱走をしてしまうのです。

砂漠を放浪するアムロは、腹を空かせてレストランに寄りますが……そこには、ジオンの軍人たちがやって来ます。

それはランバ・ラルの隊であり、そこにはクラウレ・ハモンもいました。

アムロは彼らの会話に聞き耳を立てます……。

ラル「オヤジ、まずはうまい水をくれ!ハモン、すまんな。地球にこんな砂漠があるのは驚きだろう」

ハモン「自然の脅威です。星を見ているよりずっと面白い」

ラル「ハハハハッ!!みんな、座れ座れ。何を食ってもいいぞ。作戦前の最後の食事だ」

ジオン兵A「はっ」

アムロ「(作戦前?)」

店主「あ、あの、このソドンは中立地帯でございますので戦争は……」

ラル「ほかでやる、心配するな」

出典:機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻!」より

砂漠という自然の驚異に遭遇しながらも、星を見ているよりは、ずっと良いのだとクラウレ・ハモンは語ります。

宇宙に浮かぶコロニーの、作られた自然に対する厭きをクラウレ・ハモンは持っているのかもしれません……。

あるいは、軍事作戦とはいえ、愛するランバ・ラルとの旅をしていることが楽しいのかもしれませんね。

ちょっと前は雷に怯えていたりもいたので、宇宙育ちのスペースノイドである彼女が、地球の自然を愛しているのかは不明です。

その静かな表情と言葉からは、多くを読み取ることは出来ません。

ですが、そのミステリアスさが彼女の魅力でもあるわけです。

ハモン「何もないのね。できる物を14人分ね」

店主「は、はい」

ラル「一人多いぞ、ハモン」

ハモン「あの少年にも」

ラル「ん?……フフ、あんな子が欲しいのか?」

ハモン「ふ、そうね……」

典:機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻!」より

ランバ・ラルとの「あんな子が欲しいのか?」というやり取りも関係性の深さを表しますね。

クラウレハモンの名言セリフその4「君の事をあたしが気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら?」

機動戦士ガンダム 第19話 「ランバ・ラル特攻!」での、クラウレ・ハモンの名言です。

君の事をあたしが気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら?

クラウレ・ハモンは、レストランにいた、家出状態でみすぼらしいアムロ・レイに、食事をおごると言いました。

彼女はもちろん、ランバ・ラルもアムロのことを嫌いではないようです……。

しかし、内気な割りには気が強いアムロは、クラウレ・ハモンの申し出に対して、反発するのでした。

アムロ「あの、なんていうか、ご好意は嬉しいんですけど、僕にはいただけません」

ハモン「なぜ?」

アムロ「あなたに物を恵んでもらう理由がありませんので」

ラル「フッ、ハハハハハッ!!ハモン、一本やられたな、この小僧に」

ハモン「君の事をあたしが気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら?」

典:機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻!」より

どうやらクラウレ・ハモンはアムロのことを気に入ったようです(;’∀’)

アムロはランバ・ラル隊にからかわれながらも、「僕、乞食じゃありませんし」とプライドを見せます。

その物言いにランバ・ラルは感心したようで、「ハモンだけの奢りじゃない、わしからも奢らせてもらうよ。なら食っていけるだろう?ん?」

と、アムロに昼食をおごると言って来るのです。

https://twitter.com/sui_kaz/status/1169390316849287168?s=20

その直後、アムロを追いかけてきていたフラウ・ボゥがランバ・ラル隊のメンバーに捕まってしまいます。

しかし、ランバ・ラルとクラウレ・ハモンは、アムロとフラウのことを、あえてとぼけるような態度を使い見逃してくれるのでした。

ランバ・ラルとクラウレ・ハモンは、勇気や度胸を見せるアムロのことを好ましく思っているようです。

……なにせ、ランバ・ラルも己を曲げられない男ですからね。

権力に媚びへつらい迎合すれば、より良い暮らしが出来ようとも、ランバ・ラルは自分の哲学を曲げることはありません……。

そういう強さを実行することは、とても難しいことですし、痛みや苦しみも伴います。

それでも軍人として職業倫理は揺らぐことなく、非道は取らず持てる力の全てを尽くしながらも……ヒトとしての良識を忘れることはありません。

苦労しようが、没落しようが、酒浸りになろうが、本質的な正義が揺らぐことは一度もないのです。

ランバ・ラルは、それを行うことが出来る偉大な男であり、おそらくガンダムシリーズで戦士としての職業倫理を最も示してみせた、本物の英雄でしょう。

クラウレ・ハモンは、そんな苦労性の強さが持つ価値を理解しているからこそ、彼の恋人なのです。

……さて。

フラウがジオン兵に捕らえられた状況ですが、これって、普通の人ってフラウを見捨てますよね。

戦時下で、敵の軍人が13人もいる場所で、女の子一人のために行動が取れる人物って、まずいません(`・ω・´)

だって高い確率で敵に捕まりますし、下手すれば殺されるかもしれません。

ホワイトベースのクルーたちがアムロの状況に立たされても、アムロみたいにたった一人で正体を晒すことが出来るかは不明です。

アムロという人物は、実は常人離れした勇敢さとやさしさを持っています。

勇気や度胸が作る、不屈の精神力……そんなアムロだったからこそ、ハモンの目にとまったのかもしれませんね(*‘ω‘ *)

クラウレハモンの名言セリフその5「そう……ランバ・ラル……」

機動戦士ガンダムの第20話「死闘!ホワイト・ベース」でのクラウレ・ハモンの名言です。

「そう……ランバ・ラル……」

ランバ・ラル隊のグフはアムロの駆るガンダムによって撃破されました。

アムロは独房入りになりながらも、軍人として、そして人としての大きさを見せつけたランバ・ラルに劣等感を抱いたりします。

一方、戦力を大きく失ったランバ・ラル隊ですが、それでも戦いをあきらめることはありません。

しかし、キシリア派であるマ・クベは、キシリアの弟ドズルの部下であるランバ・ラルに対して、補給を行ってくれないのです。

それでもランバ・ラルはあきらめません。

得意のゲリラ戦術に頼ることを決めました。

ホワイトベースに対して、生身による白兵戦闘を実行することを決断します……。

作戦は成功しましたが、少年兵ばかりのホワイトベースの実情に戸惑いも覚えました。

そして、かつて自分が保護していたジオン・ダイクンの娘であるアルテイシアことセイラと遭遇し、激しく動揺してしまうのです。

ブライトの指揮に応えたアムロは、動揺しているランバ・ラルを追い詰めることに成功します。

ラル「……君達は立派に戦ってきた。だが、兵士の定めがどういうものかよく見ておくんだな」

ラル「うおーっ!!」

ランバ・ラルがホワイトベースから飛び降りながら自爆します……。

アムロ「あっ!」

セイラ「ラ、ラル……っ」

アムロ「うわあっ!!ハモンさん!!ランバ・ラルが死んだんだぞ!!やめるんだーっ!!!」

ハモン「ああっ、ブリッジ、射出を!…………隊長から連絡はありませんか?」

ジオン兵H「は、はい。あれが最後で……」

ハモン「そう……ランバ・ラル……」

出典:機動戦士ガンダム 第20話「死闘!ホワイト・ベース」より

第20話「死闘!ホワイト・ベース」は、ハモンにとってあまりにも悲しい結末で幕を閉じます。

このとき、負傷者続発のホワイトベースも大きなダメージを負い、ランバ・ラル隊も意地を見せました。

もしも、ランバ・ラルがセイラと出会わなければ、より大きな損害をホワイトベースとそのクルーに与えることに成功したかもしれません。

ランバ・ラルを呼ぶハモンの静かな言葉は、ランバ・ラルがいつか戦場で死ぬ男なのだと理解していたのだと思います。

だからこそ一緒にいたんだとも思いますよ、あの歌が本当に頭に浮かびますね……。

クラウレハモンの名言セリフその6「ほんと、好きだったよ、坊や……」

機動戦士ガンダムの第21話「激闘は憎しみ深く」でのクラウレ・ハモンの名言です。

「ほんと、好きだったよ、坊や……」

ランバ・ラルを失ったランバ・ラル隊とクラウレ・ハモンは、すでに力尽きていました。

しかも、マ・クベからの援護物資も相変わらず限定的であり、装備もほとんど尽きています。

それでもハモンも、ランバ・ラルの部下たちもあきらめることはありませんでした。

ホワイトベースを落とすという作戦のために、全員が命がけの戦術に参加しました。

クラウレ・ハモンは一点突破を仕掛け、ホワイトベースを落とすつもりでした。

ランバ・ラル隊との連戦で人材も装備も疲弊しているのはホワイトベースも同じでした。

総力戦に持ち込まれ、互いに死力を尽くすことになります。

ハモン「ガ、ガンダム、二人のパイロットを同時に討ち取るとは。さすが、私が見込んだ坊やだけのことはある。しかし……」

アムロ「し、しまった!」

ブライト「おおっ」

フラウ「撃ちましょうか?」

ブライト「マゼラトップだけを狙える訳がないだろう」

ハモン「いくら装甲の厚いガンダムといっても、これだけ近ければ持ちはすまい。そしてガンダムとカーゴの爆発力は木馬をも……」

アムロ「ハ、ハモンさんか?」

ハモン「ほんと、好きだったよ、坊や……」

出典:機動戦士ガンダム 第21話「激闘は憎しみ深く」より

戦術と隊員たちが命を捧げた結果、クラウレ・ハモンはガンダムの背後を完全に取っていました。

最もホワイトベースを追い詰めたのはランバ・ラル隊と言えるかもしれません。

しかし、重傷でありながらコア・ファイターで出撃していたリュウ・ホセイによる特攻が、アムロとホワイトベースを救い、クラウレ・ハモンの命を奪うことになるのです。

この第21話「激闘は憎しみ深く」はクラウレ・ハモンを含むランバ・ラル隊が全滅し、アムロたちもリュウ・ホセイを失うことになる回なのです。

クラウレハモンが「いい女」と言われる理由とエピソードを紹介!

クラウレ・ハモンの魅力は本当にたくさんありますよね!

美人、歌うまい、クール、義理人情に篤い上に行動力まであるんですもん!

あとは子供にやさしいですよね。

ORIGINでは見返りも無いのに、キャスバルとアルテイシアのために尽力します。

1stでは、家出少年みたいなアムロを放ってはおけず、さらにはフラウ・ボゥのことも助けるんですよね……彼女にとっては、子供って命がけでも助けるものじゃあるんです。

カッコ良すぎます(´▽`)

子供を犠牲にしてばかりの大人だらけのガンダム世界において、その純粋な行動哲学と倫理観の高さは際だって輝きます……。

ランバ・ラルの復讐を果たすための作戦にも、部下の参加を強いたりはしませんでした。

生きて戻れる見込みのない作戦ですからね、参加しなくてもランバ・ラルも自分も許すと語りますが、部下たちの全員が彼女の作戦に従ってくれます。

ORIGIN時代から苦楽を共にして来て面々もいますからね……ランバ・ラルと共に、クラウレ・ハモンも慕われていました。

クラウレハモンとキシリアザビとの関係とは?

クラウレ・ハモンとキシリア・ザビ、この両者のあいだにはORIGIN時代から因縁めいたものがあります。

キャスバルとアルテイシア、そしてジンバ・ラルを地球へと亡命させた大騒動を起こしたクラウレ・ハモンとランバ・ラル……。

2人を逮捕・拘束した人物こそがキシリア・ザビです。

一年戦争時代においては、キシリア派のマ・クベからの冷遇を受けることとなりました。

共に地球へと降下して来た機動巡洋艦のザンジバルも取り上げられ、補給もしぶられてしまいました。

もしもキシリアの管轄でない土地であれば、ランバ・ラルたちの運命も変わっていたのかもしませんね……。

ちなみに小説版ではクラウレ・ハモンはキシリアのスパイだったり、設定が色々と異なっています。

作品によって彼女の設定は変わるのですが、1stの世界観にまつわる作品では最新作であるORIGINで描かれたものが決定稿というところなのでしょう……。

クラウレ・ハモンとキシリア・ザビは、相容れない関係性がありそうです。

初代の機動戦士ガンダムをはじめ、富野監督が手掛けた小説、そして安彦良和監督が描いたTHE ORIGINの世界観、これらはすべてパラレルと見るファンも多いようです。

だからこそ、ファンひとりひとりの記憶の中で、いろんな想像(妄想?)をしながら、楽しめるんでしょうね!

クラウレハモンの年齢は何歳設定なの?

年齢不詳のクラウレ・ハモンなのですが、キシリア・ザビと同年齢と言われています。

このキシリア・ザビからして、1stでは24才設定、ORIGINでは35才設定とブレがある人物なのですが……。

ORIGINでキャスバルとアルテイシアを助ける時に、完璧に大人なので、1stのとき35才ぐらいの設定というのが納得が行くような気がしますね。

35才のキャラクターと言えば……ランバ・ラルが35才です。

ランバ・ラルは、ちょっと35才にしては老け顔な気もしますが(;’∀’)

あとは、ギレン・ザビも35才のキャラクターですね。

ちなみにギレンはORIGINだとキシリア同様にプラス10才で、45才になっています。

ドズルは35話ではキシリアを姉上と発言しているのですが、1stだと28才、ORIGINでは39才なので、どっちにしろドズルが兄のはずなんですけど、何だか弟っぽいですよね。

……ガンダム作品つながりでは、ガンダムXのルチル・リリアントも35才ですね。

ニュータイプですが、とある兵器の生体部品にされていますから、20才プラス15年っていう内訳ですけれど。

あとは0083のシーマ・ガラハウも35才ですね……。

キシリアは老け顔過ぎていまいちピンと来ませんが、シーマ姐さんと同じ年齢だと言われたらピンと来なくもないです。

……うーん、でも、クラウレ・ハモンは年齢不詳が最適解な気がしますね!

ミステリアスな部分がある方が、彼女の魅力は増すように思えます!

クラウレハモンの壮絶な最期!

クラウレ・ハモンはランバ・ラルの仇討ちとして、ホワイトベースに少ない武装をもって挑むことになります。

名前も顔も知っている旧知のランバ・ラル隊の生き残りたちと共に、特攻とも言える命がけの復讐劇が繰り広げられました……。

アムロ・レイの駆るガンダムは爆薬を満載したカーゴに意識を取られ、その背後をクラウレ・ハモンの操縦するマゼラ・トップに奪われます。

至近距離からの砲撃を連射して、分厚い装甲に守られているガンダムを撃破寸前にまで追い詰めたクラウレ・ハモンでしたが……。

リュウ・ホセイが仕掛けたコア・ファイターによる特攻に巻き込まれて戦死することになります。

強いライバルの機体などではなく、火力と武装に劣る戦力を率いてガンダムとホワイトベースを陥落寸前に追い詰める……。

兵器が持つポテンシャルという能力の差を、戦術で埋めきりましたが……リュウの命がけの行動で、アムロとホワイトベースは救われ、ハモンの人生にピリオドが打たれました。

両軍に戦死者続発のランバ・ラル隊とホワイトベースの戦いは、こうして終結します。

ハモンはランバ・ラル隊を率いることで、ランバ・ラルが達成出来なかったホワイトベース打倒に、後一歩のところまで迫り、ランバ・ラル隊の兵士としての有能さを示しました。

クラウレハモンの声優・中谷ゆみさんは「グレートマンジンガー」や「伝説巨神イデオン」にも出演!

クラウレ・ハモンの声優の中谷ゆみさん、セクシーな大人の女子の魅力を見せつけてくれますね!

頼りになるし、クールで美人……ランバ・ラルの魅力も挙げてくれる美女ですよね!

中谷みゆさん自身も170センチあられます!

なんか、セクシーな雰囲気がしますね!

ちなみに、有名ロボアニメ、「グレートマジンガー」では、主人公の相棒の美女、炎ジュン!

方向性としては……全体的には落ち着いた包容力のある声を活かしてか、お母さん役が多いイメージですね!

あとは、富野監督つながりでは、「伝説巨神イデオン」にもご出演なさっています!

シラク役です……誰それ?

シラクはイデオンの第1話、接触篇に登場!

ヒロインの一人、平和主義者のカララ姫様の護衛であり、グラム・ザンで一番の操縦の腕前!

でも、1話目で偶発的な砲弾が当たっちまって死んじゃいます……っ。

33話ではメバルル・クオウという武人の声でも出演!

アホみたいに強いイデオンを追いつめました!

主人公たちに寝返ったヤツに攻撃され、「売国奴」と罵りつつ戦死します……っ。

強キャラ設定なんですけど、死にまくりだぜ……っ。

イデオンは監督の異名、「皆殺しの富野」の真骨頂作品とも呼べますからねぇ……これ以上の皆殺しっぷりはねぇですもん……っ。

主役が根暗い赤アフロとか、主役機がジムに激似で、ちなみに打ち切り作品ですけど。

スタッフが作りたくてしょうがなくて、アニメ終わってもセル画を書き続けたという伝説つきです!

そのセル画がたまって映画化とか、昔の職人のムチャで熱いハートがたっぷりなんだ!

クラウレハモンの名言、また、いい女秘話やキシリアとの因縁のまとめ

今回は、クラウレ・ハモンの名言として以下の6点を紹介しました。

・「アルテイシア様とキャスバル様ですね。お迎えにあがりました」

・「信じております」

・「自然の脅威です。星を見ているよりずっと面白い」

・「君の事をあたしが気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら?」

・「そう……ランバ・ラル……」

・「ほんと、好きだったよ、坊や……」

クラウレ・ハモンの生きざまには、ランバ・ラルへの愛情と、彼女自身の意志による決断が反映されています。

彼女はランバ・ラルに対して献身的に尽くしてもいますが、それは決してランバ・ラルが強いたものではなく、彼女の意志と決断によるものなのです。

復讐の戦士としての壮絶な死にざまを見せることになるクラウレ・ハモンですが、彼女は困っている子供たちを見捨てることはないやさしい女性であり。

勇敢で有能な戦士でもあり……何よりもランバ・ラルと一緒にいることが好きな女性なのです。

人類の半分が死ぬことになら一年戦争の災禍のなかで、彼女が選んだのはランバ・ラルと共に在るという生き方であり死にざまなのでした。

『Don’t say Goodbye』……多くを語ることのなく、行動でこそ示すクラウレ・ハモンの歌声が、彼女の心を何よりも代弁しているように思います……。

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