ガンダムの名言と考察をわかりやすく紹介します

セイラマスの名言セリフ集!意外なその後(最期)や名前の由来と歴代声優も

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今回紹介するのは機動戦士ガンダムに登場するセイラ・マスとその名言です。

セイラといえば赤い彗星シャアアズナブルの実の妹でありジオン・ダイクンの娘で、本名は「アルテイシア・ソム・ダイクン」と言います。

金髪に加えて端正な顔立ちですが、第2話ではカイシデンに対してビンタを喰らわせると言う強きな一面もありましたよね。

また、「機動戦士ガンダム」(初代)の劇中ではホワイトベースのクルーとして、安室たちに指示を出すなどしていましたが、後半になると、 G ファイターなど戦闘機に乗って戦う場面もありました。

それにシャアとの再会、また最終回では再び生き別れてしまい、ゼータガンダム以降のその後の人生や、「最後はどうなったの?」といったことも注目されているようです。

そこで今回は、セイラマスの名言を中心に、意外な最後や名前の由来、また、せいらの声を務めた歴代の声優さんについてもチェックしていきますね(*‘ω‘ *)

もくじ

セイラマスの名言セリフ集まとめ!

セイラマスの名言セリフ集1「それでも男ですか、軟弱物!」

機動戦士ガンダム第2話のガンダム破壊命令のセイラマスの名言です。

ザクの襲撃を退けたものの、未だ混乱が続くサイド7。

ホワイトベースの正規クルーの多くが死亡、または重症を負い、避難した市民たちによってモビルスーツや資材の運搬そして怪我人の救護などが行われていました。

そんな中、セイラさんとフラウは、遅れて避難してきたカイと出くわします。

フラウ「あ、もう他の人いませんでした?」

カイ「し、知らねえな。爆撃のあと避けながらようやくたどり着いたんだ…乗るのかい?」

-セイラ、カイに駆け寄りビンタする

セイラ「それでも男ですか、軟弱物!」

セイラ「アナタみたいな人、サイド7に一人で残っているといいんです!」

カイ「お高く留まりやがって。あ、あんたセイ…セイラとか言ったよな。」

セイラ「そんな、不良みたいな口のききかた。おやめなさい!」

出典:機動戦士ガンダム 第2話「ガンダム破壊命令」より


非常時とは言え、いきなり初対面の人にビンタをぶちかますなんて、なんというご褒美。

わたしもビンタされたい!!(”Д”)ハァハァ

ではなくて、 このシーンだけでセイラさんの強さと繊細さが一瞬で伝わりましたよね。

ちなみにこのあとカイくんはりゅうさんに頼まれて怪我人を運ぶのをちゃんと手伝っています。

えらいぞカイくん(*‘ω‘ *)

セイラマスの名言セリフ集2「あなたなら出来るわ」

機動戦士ガンダムの第5話「大気圏突入」でのセイラ・マスの名言です。

大気圏に突入しようとするホワイトベースに、シャア率いるザクの部隊が襲い掛かります。

まさか、「大気圏突入の直前に攻撃はしてこないだろう」という思い込みのウラをかいたシャアの作戦でした。

アムロは多勢に無勢なうえ、ホワイトベースからの援護もあまり期待できません。

しかも、引力に捕まって落下しないように高度にも注意しなければならないので、さすがのアムロもやや自信なさげです。

そんなアムロにセイラさんが「あなたならできるわ」と声を掛けたのです。

セイラ「アムロ、発進後4分でホワイトベースに戻って。必ずよ」

アムロ「了解!セイラさん、僕だって丸焼けになりたくありませんから」

セイラ「後方R3度、 ザクは4機よ」

アムロ「4機も…!シャアは手持ちのザクはないはずだ…そうじゃない!? セイラさん!」

セイラ「事実は事実よ」

アムロ「ホワイトベースの援護は…?」

セイラ「後方のミサイルと機関砲で、リュウとカイが援護するけど、高度には気を付けて」

アムロ「戦ってる最中に気を付けられると思うんですか?」

セイラ「あなたならできるわ」

アムロ「おだてないでください…」

出典:機動戦士ガンダム第5話「大気圏突入」より

普通なら、「無責任なこと言わないで!」って怒りそうなものですが、セイラさんに言われるとできそうな気がしてきますね!(できるとは言ってない)

このあと、思いっきり大気圏に突入したアムロなのでした…(´・_・`)

(※ガンダムのおかげで無事)

セイラマスの名言セリフ集3 「こんな時だからこそ友情って大切よ」

機動戦士ガンダムの第33話「コンスコン強襲」でのセイラ・マスの名言です。

アムロに対して、ちょっとお姉さんぶっている可愛い場面でもあり、アムロとセイラの微妙な距離感を表現していて、めっちゃ好きなところです(´▽`)

アムロ「Gアーマーはもう少しパトロールを続けます。いいですか?」

セイラ「結構よ。私にとって航法の勉強になるし。ねえアムロ、あなたフラウ・ボゥのことどう思ってるの?」

アムロ「え?な、なぜですか?」

セイラ「なぜって、あなた最近フラウ・ボゥに冷たいでしょ?」

アムロ「そんなことないですよ」

セイラ「そうかしら?こんな時だからこそ友情って大切よ」

アムロ「別に嫌いになってる訳じゃあ。左を!!」

出典:機動戦士ガンダム第33話「コンスコン強襲」より

このころのセイラさんはずっとシャアのことで悩み、自分を追い込んで疲れきっていました。

アムロとこうした会話をすることで、多少のストレス解消にもなっているのかもしれませんね。

また、アムロに対してある種の信頼を寄せているようにも見えます。

この前の回、第32話「強行突破作戦」では、「もっといいパイロットになるにはどうすればいいか」とアムロに相談しています。

そんなセイラをアムロが気遣う場面もありますよね。

アムロ「気分はいいんですか?」

セイラ「大丈夫よ、アムロ。ザンジバルから発進したモビルスーツじゃないでしょ?気分がクサクサしてるから暴れてさっぱりしてくる」

アムロ「セイラさん、おかしいですよ?」

セイラ「そう?さっきより元気よ、大丈夫」

アムロ「…じゃあ、慎重に」

セイラ「生意気ね」

出典:機動戦士ガンダム第32話「強行突破作戦」より

このあたりのアムロとセイラの微妙な距離感がすごい「ガンダム」って感じです☆

ちなみに、アムロ役の古谷徹さんと、セイラ役の井上遥さんは

「この二人は陰で付き合ってるはず!」

なんて言い合っていたそうです。

もしかしたら、セイラさんとアムロは、フラウがいなければ付き合っていたかもしれませんね。

セイラマスの名言セリフ集4「慣れていくのね、自分でもわかる」

劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」編でのセイラ・マスの名言です。

これはセリフというか、セイラさんの心の中のつぶやきなんですよね。

このとき、ホワイトベースは、カムランに誘導されながらサイド6領空を出ようとしていました。

ですが、そこにジオン軍ドズル中将旗下のコンスコン隊が待ち受けていたのです。

ホワイトベースとモビルスーツ隊は、中立地帯であるサイド6を出ると同時にコンスコン隊へ先制攻撃を仕掛け、戦闘が始まります。

そんな中、セイラとスレッガーのコアブースターは、カタパルトデッキで発進を待たされていました。

ブライト「ムサイに攻撃集中すればいい!ハヤトの109、ガンダムを援護しろ!」

ー カタパルトデッキのコアブースター

スレッガー「やれやれ、棺桶に入ったままお陀仏かよ!ブリッジ、コアブースター出らんないのぉ?」

セイラ「(慣れていくのね、自分でもわかる)」

出典:劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」より

ちなみに、このセリフは劇場版で追加されたセリフらしいですよ。

セイラは、ベテランパイロットのスレッガーですらイラつく状況の中、冷静を保っていられる自分に気が付きます。

すっかり戦士になってしまったセイラさん…でも素敵…(*´Д`)

キャスバル兄さんが見たら、さぞゲンナリしそうですが…。

セイラマスの名言セリフ集5「兄は鬼子です」

機動戦士ガンダムの第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」での名言です。

セイラは、この前の回の第38話「再会、シャアとセイラ」で兄・キャスバルと再会しており、ホワイトベースにはセイラ宛てに金塊入りのケースが届いていました。

セイラさんはテキサスコロニーでアムロを捜索中だったのですが、そこでシャアと再会します。

復讐やニュータイプの独善的な世直しを辞めてほしいセイラと、連邦軍を抜けてほしいと願うシャア。

そんな二人の会話をブライトが、通信を介して聞いてしまうのでした。

セイラ「シャアは私の兄なんです」

ブライト「兄?兄さん?またそれがなんで?」

セイラ「事情はいろいろとね」

ブライト「・・・で、艦を降りるつもりなのか?」

セイラ「いえ、もうそれもできないでしょうね。ホワイトベースに愛着もあるし、それにできもしないことをできると信じている兄を思うと、刺し違えてもいいって」

ブライト「セイラ!」

セイラ「兄は鬼子です。父の本当の望みを歪めて受け止めて、自分ができるなんて。キャスバル兄さんじゃありません」

ブライト「本名かい?キャスバル・・・」

セイラ「ええ。キャスバル兄さん」

出典:機動戦士ガンダム第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」

セイラさんの言う「父の本当の望み」とは、ジオン・ダイクンが提唱した「ニュータイプ思想」のことですね。

ちなみに、「鬼子」というのは

鬼子(おにご)は、親に似ていない子供、異様な姿で生まれた子供、特にが生えた状態で生まれた子供のこと。

出典:wikipedia

これだけではありませが、ガンダムが再放送される際には、「本作品は、セリフ・描写の一部に現在では不穏当とされる表現がありますが、作品の資料性及び歴史的価値を尊重し、原版のまま放送致します」のだそうです。

これは、ガンダムをちゃんと視聴すれば、差別的な意味で使っているわけではないことがちゃんとわかりますよね。

ザビ家への復讐のため、非情な行いを重ねる兄への絶望と、優しかった兄に戻ってほしいという願いが滲み出る切ないセリフだと感じます(´;ω;`)ウゥゥ

セイラマスの名言セリフ集6「半舷休息のはずなのに……」

劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」編でのセイラ・マスの名言です。

ジオン軍の軍事拠点ソロモンを陥落させた連邦軍に、ララァのエルメスが遠隔攻撃をしてきます。

突然の戦艦の爆発、しかも敵の姿が見えないという状況に混乱します。

そこでブライトさんは、即座に戦闘態勢を取り、ホワイトベースクルーに第1戦闘配備の指示を出しますが、セイラさんはちょうど休憩時間で、お風呂にチャポンと浸かっていました。(すばらしい…)

ブライト「なんだ!?爆発だぞ!マーカー、敵はどこにいるんだ!?」

マーカー 見当たりません!どのみちミノフスキー粒子がえらく濃いので敵影をキャッチできません!

総員、対空監視!コアブースター、各モビルスーツ、発進させとけ!

ミライ「なにかしら、これ…」

ブライト「少尉、体の具合でも悪いのか?」

ミライ「いえ、そうじゃないの。なんか変なのよ…このコンペイトウの周り、すごく…」

ブライト「変…?そりゃ殺気みたいなものは感じるがな」

ーアラートと「総員!緊急第1戦闘配備!」のアナウンス

湯船に浸かっているセイラ、アナウンスを聞いて風呂から上がる

セイラ「半舷休息のはずなのに…」

ータオルで髪を拭くセイラ

セイラ「は…呼んでいる…?」

出典:劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」より

もちろん、敵がこちらの都合など考えてはくれないことなんて百も承知ですが、せっかくの休憩時間を台無しにされたので、セイラさんはちょっと怒ってます。(多分w)

この名言は、セイラさんの入浴シーンでも有名ですが、

「ゆっくりできるはずの時間なのに、なんで敵来るの?もう!!」

みたいな人間くさいセリフですよね。

セイラマスの名言セリフ集7「おセンチでちっとも飛んでないのにね、アムロって」

機動戦士ガンダムの第40話「エルメスのララァ」でのセイラ・マスの名言です。

ガンダムの性能に限界が来ていました。

ついに、アムロの反応速度にガンダムが付いていけなくなり、モスク・ハン博士による「マグネットコーティング」が実装されました。

マグネットコーティング後のガンダムの試運転をしているところに、セイラさんがやってきて声をかけます。

アムロに「ニュータイプなんだから自信をもって」とフワっと持ち上げておいて、「全然そんな風にみえないのに」としっかり叩き落します( ´艸`)

セイラ:「どう?調子は」

アムロ:「良好ですけど、動きが速くなった分はメカに負担がかかります。その辺のバランスの取り方が難しいですね」

セイラ「大丈夫よ、その辺は自信を持って、アムロ」

アムロ「そうですか?」

セイラ「そうよ、アムロはニュータイプですもの」

アムロ「ふふ、タイプからいったら古い人間らしいけど」

セイラ「フフ、そうね、おセンチでちっとも飛んでないのにね、アムロって」

アムロ「・・・そう正面切って言われるといい気分のもんじゃありませんね」

出典:機動戦士ガンダム第40話「エルメスのララァ」より

セイラさんは無意識的にアムロのことを気に入っているのではないかな?とも思わせてくれるやりとりで、なんだかほっこりします(´▽`)

アムロ、うらやましいぞ~( ˘•ω•˘ )

セイラマスの名言セリフ集8「2人が戦うことなんてないのよ!戦争だからって2人が戦うことは!」

機動戦士ガンダムの最終回・第43話「脱出」でのセイラ・マスの名言です。

ついに最終回、アムロとシャアがそれぞれモビルスーツを失っても戦い続けています。

宇宙要塞ア・バオア・クー内部で、剣を使い戦い続ける二人の間に、セイラさんは割って入り、止めようとしました。

シャア:「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ!」

アムロ:「そんな理屈!」

セイラ:「やめなさい、アムロ!やめなさい、兄さん!2人が戦うことなんてないのよ…!戦争だからって2人が戦うことは…!」

ー戦い続けるシャアとアムロ

シャア:「ヤアッ!!」

アムロ:「チィッ!!」

出典:機動戦士ガンダム第43話「脱出」より

この直後、シャアの剣がアムロの肩を貫き、アムロの剣はシャアの眉間を傷つけました。

その瞬間、ララァの声がアムロに届きます。

もしかしたら、セイラさんがこの場所に辿りつけたのも、ララァが導いたのかもしれませんね。

セイラマスの名言セリフ集9「人がそんなに便利になれるわけ・・・ない」

同じく、機動戦士ガンダムの最終回・第43話「脱出」でのセイラ・マスの名言です。

アムロの声が、ア・バオア・クー内部で戦うホワイトベースクルー達に響き、間一髪のところで脱出することができました。

セイラさんも少し遅れて、脱出したランチに辿り着きました。

でも、そこにアムロの姿はありませんでした。

ブライト「ジオンの忘れ形見のセイラの方が我々よりよほどニュータイプに近いはずだ。捜してくれ!アムロを!」

セイラ「で、でも、どうやって?・・・わからないわ」

ハヤト「アムロだけいないんだ、わからないかって」

フラウ「そ、そんなこと言ったって・・・」

レツ「さっきアムロ兄ちゃんの声聞こえたろ?」

キッカ「うん」

セイラ「私がホワイトベースにたどり着くまではあれほどに・・・アムロ・・・」

ー炎に包まれるア・バオア・クーを見つめるセイラ

セイラ「人がそんなに便利になれるわけ・・・ない・・・」

出典:機動戦士ガンダム第43話「脱出」より

この直後、アムロはコアファイターで脱出に成功するわけですが、セイラのこの言葉が否定されたかのようにも思えます。

ガンダムの結末を見ると

「ニュータイプに覚醒した人は、こんな奇跡も起こせる!」

「きっとこのあとの世界は、ニュータイプによって平和になる!」

と思わせてくれますが、セイラさんのセリフがあることで

「やっぱり人は争いをやめることはできない」

と、人間の良い面と悪い面の両方を教えてくれる気がします。

また、「人は万能ではないけど、帰れる場所がある」ことが大事だとも感じさせてくれますね( ;∀;)

セイラマスのその後と最期まとめ!ZガンダムやZZでの登場回もチェック!

「機動戦士ガンダム」以降、その後の作品にも時々登場していたセイラさんですが、最終的にはどうなたのでしょうか。

調べてみたところ

セイラさんが劇中で死亡したり、戦死するような描写は、これまでのガンダム作品では一切描かれていません!

ということは、おばあちゃんになって天寿を全うされたのかもしれません…👼👼👼

ただ、「ガンダムZZ」や「Zガンダム」でセイラさんのその後が描かれています。

セイラマスのその後と最期①アニメでは「機動戦士ガンダムZZ」47話が最期!

アニメ作品でセイラ・マスが登場したのは、「機動戦士ガンダムZZ」の最終話にあたる47話「戦士、再び……」になります。

セイラさんは、ジュドーの妹であるリィナちゃんを保護していて、最後に二人の再会に手を貸してくれていました。

セイラがリィナを連れて現れる

ジュドー「リィナ…?生きて…やっぱり!!」

ー駆け出すジュドー

ブライト「ジュドー!」

ジュドー「リィナー!!」

ビーチャ「知ってたのぉ?」

ブライト「ああ…しかし、リィナにも色々考えがあってな…」

エル「うわあ!」

ジュドー「リィナー!」

セイラ「(リィナの肩に手をかけて)大丈夫だって…」

リィナ「でも…」

セイラ「さぁ」

ーリィナ頷いて、ジュドーに向かって駆け出す

出典:機動戦士ガンダムZZ 第47話「戦士、再び……」より

感動的な兄妹の再会の場面ですが、セイラはどんな気持ちで見ていたのでしょうか。

セイラ自身は、ずっとシャアが潜伏していると思われる宇宙に上がるのは抵抗があったようです。

しかし、グリプス戦役(Zガンダム当時)のシャアの演説を聞いたり、シャアのやろうとしていることを遠巻きに見ながら、違和感を感じていたのかもしれませんね。

ちなみに、「機動戦士ガンダムZZ」46話「バイブレーション」では最終決戦を前に、リィナを保護したセイラさんとブライトが再会しています。

セイラ「兄の…シャア・アズナブルの動きは分からないんですか?」

ブライト「彼の捜索どころじゃないんです。この戦いには、シャアの意思は感じられませんよ」

セイラ「ハマーン・カーンとかも…知らないのかしら」

ブライト「どこかで我々のやっていることを見ています。そして何かを考えている」

セイラ「時代を待っているのですか、兄らしい…」

ブライト「しかし危険な気がしますがね」

セイラ「概念だけのニュータイプなど、哀しいでしょうね」

ブライト「彼はそれをきらって具体的な行動にうつる、その用意をしていますね」

セイラ「そんな兄は見たくありません!いっそ死んでくれれば…」

ブライト「なぜ?」

セイラ「野心と妄想よ…。兄は、なにか宇宙の意志のようなものに従わねばならないと思っているんです」

ブライト「そうだろうか…」

出典:機動戦士ガンダムZZ 第46話「バイブレーション」より

この辺りは、映画「逆襲のシャア」への布石となる場面になっていますね。

ガンダムZZでセイラさんが登場したのは、以上の2つの場面だけです。

ここからさらにさかのぼると、「機動戦士Zガンダム」第37話「ダカールの日」になります。

セリフや会話はなく、ポータブルテレビで演説中のシャアを見るだけ…というカットですね。

立っているだけで、ファンを魅了するセイラさん…(n*´ω`*n)

そのころのセイラさんは株の投資を仕事にしていたようで、株式市場から「戦争はしばらく続く」と考えていたようです。

というかニュータイプ能力も株で使えるのかな…(羨ましい…)

セイラマスのその後と最期②小説「機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン」では『地球に住んでる』説

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」が公開された後に書かれた「ベルトーチカチルドレン」では、セイラさん自身が描かれているわけではないのですが、

シャアが「地球に住むセイラさんを気にかける」という描写

があります。

このことから、セイラさんはシャアの反乱の時、地球に住んでいたと考えられます。

あの「ララァが母に・・・」というラストではなく、セイラさんを気にかける優しいキャスバル兄さんに戻ったんですね(´;ω;`)

セイラマスの名前の由来!本当に下ネタなの?

セイラ・マスの本名と検索すると、大抵、「セイラ・マスの名前の由来はマスターベーション」だと出てきまます…(〃ノωノ)

そのネタ元が富野由悠季監督のBSアニメ夜話での発言

これはテレビコードに引っかかりますから喋れません。

ということらしいのです。

また、セイラの本名である「アルテイシア」についても、

アルテイシアって名前も嫌いなわけ、僕には。これはもう、あからさまに出来すぎている名前じゃない。

なのだそうです。

ただ、富野由悠季監督はテレビなどしている発言と真意が一致していないことが多々あります。

なので、ホントは照れ隠しとか、テレビ用に盛り上げるためのネタ、という可能性もあるのではないのかな…

実は、本当のセイラ・マスの名前の由来があるのではないか、と思い、自分なりに調べてみました。

セイラマスの名前の由来を考察①

セーラ(Sara, Sarah、英語発音: [sɛərə])は、英語圏の女性名。

日本語ではサラ、あるいはサーラとも表記される。

出典:wikipediaより

「小公女セーラ」というアニメになったお話もありますよね。

人名ということなので、これはスルーしましょう

セイラマスの名前の由来を考察②

『セーラ経』(セーラきょう、巴: Sela-sutta, セーラ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第92経。

『施羅経』(せらきょう)とも。

優秀な婆羅門であるセーラ(施羅)が仏教に帰依する様を描く。

出典:wikipediaより

セーラ経という仏教にまつわる言葉が出てきました。

セーラは、優秀な婆羅門(ばらもん)だそうです。

婆羅門というのは、ヒンドゥー教やバラモン教の司祭で、カースト制度の頂点に当たるそうです。

高貴な存在という意味では近いかもしれませんね。

セイラマスの名前の由来を考察③

小惑星に「セーラ」という名前のものがあるそうです。

セーラ (533 Sara) は、小惑星帯に位置する小惑星である。

レイモンド・スミス・ドゥーガンがハイデルベルクで発見した小惑星で、彼の友人にちなんで名づけられた。

出典:wikipediaより

ちなみに、1904年に発見された小惑星です。

「宇宙」という意味では近いかもですね。

セイラマスの名前の由来を考察④

「セーラ」はヘブライ語で「女戦士、強い女の子」

そして、王女、お姫様という意味があるそうです!

ヘブライ語で「王女」を意味する。また、古くはサンスクリットにおいて「本質」を意味した。 

出典:ピクシブ百科

これかもしれませんね。

というか、むしろこれであってほしい。

しかも、サンスクリット語では「本質」というので、「ニュータイプ」にも関わってくる名前ですよね。

もちろん、推測の域を出ませんが、「セーラ」という名前の由来だけでもいろいろ想像できますよね。

ちなみに、「マス」についても調べてみました。

英語なら「マス」は集団、大量、塊といった意味になります。

また、ミサのことも「mass」と表記します。

ミサはカトリック教会で最も重要な典礼儀式なのだとか。

(儀式の方のミサはちょっと違うかな。)

セイラさんはホワイトベースのクルーとして活躍し、素性はバレてしまうものの、最後はみんなの元に帰ってきます。

シャアとは違い、孤独ではなく、家族のような集団の中に帰っていくことを考えると、そちらの「マス」になるのかもしれませんね。

ほんとにこれは推測ですが、

「セイラ・マス→仲間とともにある王女」

というのがセイラ・マスの名前の由来なのではないでしょうか!

という、個人の妄想ではありますが、こうやって名前の意味ひとつとっても、色々想像して遊べるのでガンダムはたのしいんですよね(´っ・ω・)っ

セイラ・マスの歴代声優!井上遥さんや潘めぐみの経歴や代表作をチェック!

セイラ・マスの声優さんというと、井上遥さんが有名ですが、「ジ オリジン」では潘めぐみさんも演じていらっしゃいます。

今回は、このお二人についてそれぞれチェックしていきますね!

セイラ・マス歴代声優1:井上遥さんの経歴と代表作!

井上遥さんは、初代「機動戦士ガンダム」から「機動戦士ガンダムZZ」までのセイラさんの声を担当されていました。

本名は漆川 由美(しつかわゆみ)さんといい、1946年生まれの東京都のご出身です。

残念ながら、2003年2月に56歳という若さで他界されてしまいました( ノД`)

井上さんは、「声優」という肩書以外にも放送作家、占い師、ダンサーなどいろいろな活動をされている方でした。

機動戦士ガンダムではセイラ・マスとしてが有名ですが、実はハロやキッカちゃんも井上さんなんですよね。

その他、ファム・ボゥ、コーリー、ペロ、淑女Aなどチョイ役もこなしています。

ガンダム以外の作品だと…

「伝説巨神イデオン」フォルモッサ・シェリル、パイパー・ルウ

「うる星やつら」ラン(初代)

「ハイスクール!奇面組」天野邪子

「機動警察パトレイバー」香貫花・クランシー

「マクロス7」イワーノ・ゲペルニッチ

が有名ですよね。

日本の声優さんを語る上でも欠かせない声優のひとりなのではないでしょうか。

セイラ・マス歴代声優2:潘めぐみさんの経歴と代表作!

その後、セイラ・マスを演じられているのは、潘めぐみさんです。

潘めぐみさんは、ララァ・スン役でおなじみの潘恵子さんの娘さんなんですよね。

親子でガンダム声優というのは凄いですよね!

(0083では大塚周夫さん・大塚明夫さんも親子共演されています!)

ちなみに、潘めぐみさんは「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」でアルテイシア(幼少期)~セイラ・マスまでを演じられています。

可愛らしい子役からファーストのセイラさんを彷彿とさせる演技まで幅広い表現力を見せてくれています。

ガンダム関連で演じた役では

・「ガンダムさん」ララァ

・「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ガエリオ(幼少期)

・「機動戦士ガンダムUC」オペレーター

がありましたね。

また、その他のアニメ作品では

・「この世界の片隅に」浦野すみ

・「聲の形」川井みき

・「シュタインズ・ゲート ゼロ」椎名かがり

・「フルーツバスケット」草摩紅葉

なども知られています。

親子2代でガンダムの主要キャラを演じていることもあり、ますます活躍が期待される声優さんですね!

セイラマスの階級は軍曹!同階級のキャラクターも

セイラ・マスの階級って意外と知られていませんが、「機動戦士ガンダム」第30話「小さな防衛線」の冒頭で、連邦軍士官から階級を言い渡されています。

ちなみに、このとき

ブライト・ノア⇒中尉

ミライ・ヤシマ⇒少尉

セイラ・マス⇒軍曹

アムロ・レイ⇒曹長

カイ・シデン⇒伍長

ハヤト・コバヤシ⇒伍長

フラウ・ボウ⇒上等兵

となっていました。

また、「機動戦士ガンダム」で「軍曹」の階級にいるのはジオン軍のスレンダー、「足なんて飾り」のジオンのメカニックさんが軍曹なのだそうです。

セイラさんの場合、階級で呼ばれるよりも「セイラさん」と呼ばれることが多いのでわかりませんよね~(;’∀’)

セイラマスの名言セリフ集、また、意外な最期や名前の由来と歴代声優のまとめ

今回は、セイラ・マスの名言として以下の9点をご紹介しました。

・「それでも男ですか、軟弱物!」

・「あなたなら出来るわ」

・「こんな時だからこそ友情って大切よ」

・「慣れていくのね、自分でもわかる」

・「兄は鬼子です」

・「半舷休息のはずなのに……」

・「おセンチでちっとも飛んでないのにね、アムロって」

・「2人が戦うことなんてないのよ!戦争だからって2人が戦うことは!」

・「人がそんなに便利になれるわけ・・・ない」

機動戦士ガンダムにおいて、どうしてもララァ、シャア、アムロという関係が注目されがちですが、セイラさんを中心としたシャアとアムロの関係にも注目してみると、意外な面白さが見えてきます。

また、「セイラがシャアのことを思う」という場面があるだけでもシャアの側面が見えてきて、「ガンダム」に別の角度から深みを与えているキャラクターだなと感じますね。

これからガンダムを見るという人も、一度見ている人も、セイラさんの発言や行動に注目してみると、ガンダムの意外な面白さが見えてくるかもしれませんよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

 

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