ガンダムの名言と考察をわかりやすく紹介します

ギレンザビの名言セリフまとめ!演説全文や声優名と悲惨な最後も

 
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今回、紹介するのは「機動戦士ガンダム」のギレン・ザビ総帥と、その名言です。

デギン・ザビ公王の長男でジオン公国の総帥であり、実質的最高指導者として活躍してますね。

ギレンは、その卓越した政治的手腕と高いカリスマ性を持ち合わせていたため、ジオン公国で絶大な支持を得ていました。

逆襲のシャアに登場するシャア・アズナブル以上のカリスマ性を感じてしまいますね。

本文では、ギレン・ザビの名言やセリフのほか、ギレンが最も得意とした演説の全文を紹介しちゃいます!

また、ギレンのもう一つの魅力でもある渋い声を担当した声優さんのプロフィールも紹介してみますね。

ギレンザビの名言セリフまとめ!

ギレン・ザビの名言について有名なセリフからマニアックなセリフまで独断と偏見で紹介していきます!

ギレンザビの名言1「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。」

機動戦士ガンダム第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」でのギレン・ザビの名言です。

ギレンの能力は、MS操縦技術ではなく、用意周到冷酷非道な策をねって相手を叩きのめす!いわば策士としての能力が高いと言えるのではないでしょうか?

このセリフこそ、その策士ぶりを存分に発揮している一コマではないでしょうか?

それが、この一つの策謀のコマとしてシャリア・ブルを利用するため、ギレンがシャリアに命じた時のやりとりです。

ギレンの非道な策士である部分が出てくる一言だと思います!

ギレン:「私がなぜ君をキシリアのもとにやるかわかるか?」
シャリア:「は・・・」
ギレン:「・・・」
シャリア:「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりであります」
ギレン:「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。ただ、私が君をキシリアのもとにやることの意味は考えてくれ」

ギレンザビの名言2「わたくしに面と向かってよくおっしゃる。」

機動戦士ガンダム第40話「エルメスのララァ」でのギレン・ザビの名言です。

この名言はデギンとの間で交わされたコロニーレーザー使用する際の国民疎開についてのギレンの一言です。

コロニーレーザーを使用すれば甚大な被害が出ることは予想できますね!?

そんな中、国民全員を疎開させようとしたのは、あの冷酷非道でクールなイメージの強いギレンというわけです!

そのギレンの策をデギンの苦言に全く聞く耳を持た図、疎開させようとしたのはギレンの優しさなんでしょうか?

多分、ギレンの優しさなどではなく、あくまで自分の理想郷を実現するための一つのコマに過ぎず、そのコマを動かす想定の範囲内ということなんだと感じてしまいます。

デギン:「しかしなギレン、100万の一般国民を疎開させるということはこれは軍人の無能を示すことだ」
ギレン:「わたくしに面と向かってよくおっしゃる」
デギン:「ギレン、わしとて公王制をひいた男だぞ。貴公の軍政のみを支持する」
ギレン:「御覧を」
デギン:「作戦などいい」

ギレンザビの名言3「せっかく減った人口です。これ以上、増やさずに優良な人種だけを残すそれ以外に人類の永遠の平和は望めません」

機動戦士ガンダム第40話:「エルメスのララァ」でのギレン・ザビの名言です。

これもデギン・ザビとのやりとりの一幕で、ギレンは完全独裁体制に強いこだわりを見せていましたので、公王制によって独裁色をなくそうとしていたデキンと亀裂が鮮明になった瞬間なんです。

ギレンには、やはり優しさなんて甘っちょろいものはありませんでしたね!

ただここまで冷酷非道なキャラでありながら、そのクールでできるオトコというイメージの強いギレンだからこそ、許される名言だと言えるところでしょうか?

ギレンザビの名言4「ま、勝ってみせますよヒットラーの尻尾の戦いぶり、ご覧下さい。」

機動戦士ガンダム第40話「エルメスのララア」でのギレン・ザビの名言です。

これも名言3と同じシーンでデギン・ザビとのやりとりの中で出た皮肉を込めた名言ですね。

実の父デギンから完全独裁制をアドルフ・ヒットラーの尻尾と例えられ否定されたことに、皮肉を込めて返したセリフというわけです。

デギンとの間にはっきりとした亀裂が生まれたことが、ジオン公国の敗戦につながったかもしれませんね。

デギン:「貴公、知っておるか?アドルフ・ヒトラーを」
ギレン:「ヒットラー?中世期の人物ですな」
デギン:「ああ。独裁者でな、世界を読みきれなかった男だ。貴公はそのヒットラーの尻尾だな」
ギレン:「わたくしが?」
デギン:「わしはジオンの国民を急ぎまとめる方便として公王制を敷いた。ジオンの理想を実現する為に。しかし」
ギレン:「ヒットラーの尻尾のわたくしが独裁制に持ち込んだ」
デギン:「キシリアとな」
ギレン:「はい。絶対民主制は連邦ごとき軟弱を生むだけです。それでは人類は共食いになります、今度の戦争のように。ま、勝ってみせます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください。わたくしはア・バオア・クーで指揮をとります」
デギン:「・・・ヒトラーは敗北したのだぞ」

ギレンザビの名言5「ジィィク!ジオン!」

機動戦士ガンダム第13話「ジオンの脅威」でのギレンの名言です。

これは、かの有名な、ガルマ国葬でのギレンの演説から名言です。

ガルマの国葬でのギレンが自らの演説の最後を締めくくる際に、力を込めて発した有名なセリフです。

ギレン自体、このセリフを発した回数は少ないはずなのに、耳から離れないほどの印象を残すってのは、すごい!と感じてしまう名言です。

ギレンザビの名言6「あえて言おう、カスであると!」

機動戦士ガンダム第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」でのギレン・ザビの名言です。

この名言はギレンが演説した際に放った名言で、ガンダム史上トップクラスで有名な名言ですね!

簡単に説明すると、演説の中で残存した地球連邦軍を「カス」呼ばわりした、あの演説

ギレンだから許されるセリフで、会社なんかで使っちゃダメですよ!

ギレンザビの演説全文を紹介!

ギレンは、機動戦士ガンダムの中で2回の演説をしています。

その2回の演説全文を紹介していきますね!

機動戦士ガンダム第11話「ジオンの脅威」でのガルマ国葬のギレンザビの演説

我々は一人の英雄を失った。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!

地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!諸君!我がジオンの戦争目的が正しいからだ!

一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年、宇宙に住む我々が自由を要求して、何度連邦に踏みにじられたかを思い起こすがいい。

ジオン公国の掲げる、人類一人一人の自由のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。

私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ、何故だ!

戦いはやや落着いた。諸君らはこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないのか?

しかし、それは重大な過ちである。地球連邦は聖なる唯一の地球を汚して生き残ろうとしている。

我々はその愚かしさを地球連邦のエリート共に教えねばならんのだ。

ガルマは、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、死んだ!戦いはこれからである。

我々の軍備はますます復興しつつある。地球連邦軍とてこのままではあるまい。

諸君の父も兄も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない!

それをガルマは死を以って我々に示してくれたのだ!

我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。

国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!ジオンは諸君等の力を欲しているのだ。

ジィィク・ジオン!!

機動戦士第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」でのギレンザビの演説

我が忠勇なるジオン軍兵士達よ。

今や地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラレイによって宇宙に消えた。

この輝きこそ、我等ジオンの正義のあかしである。

決定的打撃を受けた地球連邦軍に、いかほどの戦力が残っていようと、それは既に形骸である!.

あえて言おう、カスであると!

それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと私は断言する。

人類は、我等選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。

これ以上戦いつづけては、人類そのものの危機である。

地球連邦の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。

今こそ、人類は明日の未来に向かって立たねばならぬ時であると!

٩( ‘ ω’ )وジーク・ジオン!ジーク・ジオン!

ギレンザビの声優プロフィールを解説

劇中でギレン・ザビの声を担当したは、声優の銀河万丈(旧芸名田中崇)さんです。

銀河さんの声は、すごくギレンのイメージにぴったりで、うっとりしてしまいますね。

それでは、プロフィールを見てみましょう!

銀河さんは、山梨県出身で現在68歳のようです。

これまで演じた役柄は威厳のある悪役を得意としてしたみたいですね。

その中で最も有名なのが、このギレン・ザビ役ではないでしょうか?

銀河さんは、これまで多くのアニメ作品で声優として活躍されていますが、ギレンの他には、タッチの原田正平役、グラップラー刃牙でドリアン役などが有名のようです!

ギレンザビの最後や死因を解説

自らの戦略などその策に絶対の自信を持っていたギレン・ザビの最後はどうだったのでしょうか?

簡単にまとめてみると、ザビ家のお家騒動によって、実の妹キシリア・ザビに「父親殺しの男」として、射殺されてしまったのです。

ギレンは、父であるデギン・ザビが極秘に連邦軍との和平交渉に向かったことを知り、自らの戦略に従わないことで父を見限り、ソーラ・レイの発射によってレビル将軍もろとも謀殺したのです。

恐ろしい男…(>_<)

そしてギレンのデギン殺しを知ったキシリアが、銃を持ってギレンのもとへ向かったわけです。

この時もギレンの余裕からかキシリアに背中を向け無防備な状態で後ろから射殺されたというわけです。

キシリアのことなんて眼中になかったことで油断してしまった結果、自らの命を落とすことにつながってしまったと言えるのではないでしょうか?

このお家騒動によって、ギレンが亡くなった宇宙世紀00791231日の翌日、一年戦争は地球連邦軍の勝利によって終結を迎えることになったのです。

ギレンザビの名言セリフと演説全文や声優名と悲惨な最後のまとめ

ギレン・ザビの名言を

1「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。」

2「わたくしに面と向かってよくおっしゃる。」「わたくしに面と向かってよくおっしゃる。」

3「せっかく減った人口です。これ以上、増やさずに優良な人種だけを残すそれ以外に人類の永遠の平和は望めません」

4「ま、勝ってみせますよヒットラーの尻尾の戦いぶり、ご覧下さい。」

5「ジィィク!ジオン!」

の5つを紹介してきました。

こうやって振り返ってみましたが、ギレンはその能力が高い故に自分に溺れた男だったのかもしれませんね。

常に冷静沈着のように見えても、自分に溺れてしまえば心の中に油断がたくさんあったということではないでしょうか?

もしもギレンから自惚れや油断が無くなれば、ギレンが唱える「選民思想」によるジオン公国がスペースノイドを支配し、独裁政権が誕生し、また別のガンダム物語が生まれていたかもしれません。

そうするとシャア・アズナブルはなんて考えてみるのも、面白いですね。

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